長時間自転車に乗っていると手が痺れてきます。全然大丈夫という人もいますが、同じ悩みを持つ人も多いと思います。
たぶん、手かお尻のどちらかが痛くなるのが普通でしょう。
数十キロの体重を小さい面積で長時間支えているので、無理もない話です。
ほとんどの症状は乗り慣れれば解消していくものですが、そうでない痛みもあります。
できるだけ手に荷重を預けないようにすればいいのですが、ロードバイクなどスポーツサイクルは元々前傾姿勢で、手に荷重が集中しているのが原因。
手に荷重がかかりすぎて痺れる人は、腹筋と背筋で上半身を支えて手の負担を少なくすればだいぶ改善します。
自分は100キロ以上走ると、しばらく小指が麻痺したようになっていましたが腹筋、背筋を意識して走るようにしてから痺れが残ることはなくなりました。
ただ腹筋や背筋を今から鍛えても、いきなり筋肉が付くわけでもない。
痛くなる前に意識してハンドルのいろんなところに持ち替えるのもかなり効果あり。その点では、ロードバイクはかなり有利です。
長距離走行は体が疲れてくると、一点を持ちっぱなしで、しかもハンドルに荷重が行ってしまいます。腹筋、背筋が弱いとずっと支えられませんから。
更に、ハンドルに力を入れて支えないと荒れた路面で前輪が暴れてコントロールが難しくなる時もあります。
特に、坂道を高速で下る時に荒れた路面に遭遇すると前輪が暴れます。
ハンドルを力で抑えないと前輪がポンポン跳ねるので危なくてしょうがありません。手には相当負担がきているようで、ブレーキも併用すると更に力を入れざるを得ません。
特にロードバイクで荒れた路面の下り坂に遭遇すると地獄のようです。痺れるというレベルを通り越して痛みが走ります。
交通量が少なく人気のない山に行くと、路面状態が良くない道にたびたび遭遇するので、振動対策はいつも意識しています。
MTBならサスペンションで振動もかなり吸収してくれますが、サスペンションがない自転車は、グリップに対策をするか、手袋で振動吸収しないと痺れます。
フラットバーのハンドルなら、幅広で手に掛かる荷重を分散できるエルゴングリップなどがあります。ただの丸いグリップに比べたら雲泥の差です。一度使ったら止められません。
ロードバイクはハンドルとバーテープの間に振動吸収材を入れ込む方法などあります。
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嫁のロードバイクのスペシャライズドは最初から振動吸収材が入っているモデルでかなり効果があります。
バーテープをクッション性のある厚めの物にしたり、二重に巻くなどの方法もあります。
専用の振動吸収材はけっこういい値段がするので100円ショップで売っている青いゲル状の防振材を切って使えないかと考えています。
パッドが厚めのサイクルグローブをするのも効果があります。
ただ、経験からすると自分が愛用する安物グローブのパッドは、へたるのも早いです。やはり重要な部分にはコストをかけなければなりません。
普段は安物のサイクルグローブを使っていますが、100キロ超の走行が想定されるときは、価格が高いですが、厚めのクッションが入った有名メーカーのグローブを使います。クッションのへたりが少ないのでお気に入りです。
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タイヤのサイズを替える方法もあります。最近のロードバイクは23cより25cのサイズも多くなってきてます。当然タイヤの中に入る空気の量が多くなるので衝撃吸収が向上します。自分はまだ23cですが、今のタイヤが交換時期に来たら25cに替えてみようかと考えています。
お尻の痛みと同じで、いろんな対策品も売られてるので、いろいろ試してみて自分にしっくりくるものを時間をかけて探すのがベストです。