ママチャリのタイヤの耐久性には驚くばかり。ロードバイクなら1年に2回は交換しますが、今回のママチャリは8年以上、無交換、しかもノーパンクでした。
ママチャリは元々低価格の物が多いので、前後輪のタイヤを自転車屋さんで交換すると結構な出費になるので、買い替えの検討の範囲内になりますが、自分で交換すれば確実にお得です。
さて今回の自転車、ノーパンクだったとはいえ虫ゴムのメンテナンスはしておりましたが、ゴムの硬さが気になり、8年も使えば確実に元は取れています。この際、前後輪とも交換です。
用意したタイヤも、所詮と言ってはママチャリに失礼ですが激安品を選びました。ホームセンターなどにもタイヤは売ってますがネットの方が安い。
何とタイヤ2本、チューブ2本、リムバンドまでついて、送料込みの約二千円。ロードバイクならタイヤ1本分にも満たない価格。注文するとラップ巻で送られてきました。
2千円位で両輪交換できるならやらない手はありません。
頻繁にタイヤ交換するならチューブ、リムバンドの同時交換は不要ですが、数年もたつと劣化しているはずなので同時に交換した方が手間も省けます。
交換前のタイヤ
長年使っているのに、溝がしっかり残っているのがすごい。しかしサイドは明らかに経年の劣化が目立ちます。
早速交換。
ママチャリはナット締めが多く、籠のステーとかあるので、ハッキリ言って面倒。でもスポーツタイプの自転車と比較した場合で、頻繁に付け外しをする個所でもないから、ゆっくりやれば簡単です。
キャップをマイナスドライバーでこじって外します。
ナットは錆が発生して硬い。メガネレンチでナットを舐めないように注意して外します。
錆がすごい。
この自転車はハブで発電するためケーブルがあります。これは引き抜くだけ。
ここまですれば前輪は外れます。
ホイールさえ外せば。後は普通の自転車のタイヤ交換と同じ手順。クイックなら10秒で外せるのに、ここまで10分以上かかりました。
タイヤをチェック
表は劣化してますが裏側まではヒビなど見られず。
次にホイール側を確認。
案の定、リムバンドが切れてました。恐らく劣化です。リムバンドがないと見てのとおり、スポークのボルトがむき出しになります。チューブに傷がつきパンクの原因になります。
これをみると丁度いいタイミングでの交換作業でした。
新しいリムバンドを付けます
新しいタイヤ
そしてチューブ
これで前輪は完了。
次は後輪。前輪と手順は同じですが後ろはチェーンとブレーキがあります。
ナットを外し。
チェーンのテンションを緩めます。
チェーンを外し。
ブレーキもホイールについているので、車体から外します。リアブレーキがカンチブレーキやVブレーキならこの手間はありません。作業は格段にやりやすくなります。
今回ブレーキワイヤーも交換するので切断しましたが、再利用する場合はワイヤーがほつれないように丁寧に外します。
ちなみブレーキワイヤーは100円ショップから調達。普通は10倍くらい値段はします。100円ショップ様様です。
これで後輪が外せます。
後輪の取り換え作業は前輪の3倍の手間と時間がかかりました。
完成。
タイヤのパターンの変化とゴムが柔らかくなったので乗り味が格段によくなりました。
これであと数年は大丈夫。
作業は面倒ですが、改めてママチャリのメンテ用品のコスパの良さは驚きます。
タイヤ、チューブ、リムバンド、各2セットで約2000円(送料込み)。楽天で調達
後輪のブレーキワイヤ 100円 ダイソーで調達。
自転車屋さんに持っていけば3-4倍の費用が掛かるでしょう。元々安い自転車なので新車に替える人の気持ちも分かります。でも最近ママチャリでも1万円以下の自転車はあまり見なくなりました。