内装ギアはメンテナンスフリーですが、いざ、タイヤやチューブ交換はとても面倒な作業が待ってます。特に自分の電動アシスト自転車リアルストリームはセンサーや駆動装置があることでさらに面倒。できれば後輪はあまり外したくない。
しかし今回スローパンクしたので点検とチューブ交換のため後輪を外す作業を行いました。今回タイヤは再利用ですが、交換と同じ作業なので、参考になれば幸いです。
リアルストリームとは:
知らない方のために書いておきますが、リアルストリームは電動アシストのクロスバイクタイプです。フロントタイヤはクイックリリースです、リアは内装8段のハブナット。したがっていざパンクなどで作業をするとなるとフロントは当然楽です。出先のチューブ交換ならあっという間です。しかしリアタイヤの作業はこれから書きますが大変です。
さらに、この自転車、なぜかチューブのバルブに今時、英式バルブを使っています。英式バルブのことは他の記事でも書いてますが空気が抜けやすく、気圧管理もしにくい。したがって今回の作業で仏式バルブに交換です。今回のスローパンクの原因も英式バルブにあるのでは?という判断もあります。
ちなみに英式バルブはママチャリをはじめ、格安車に多く使われているバルブ。
内装ギア付きホイールの取り外し作業開始:
まず、ホイールを外さなければ何もできません。ホイールを外すためにはチェーンを外す、内装ギアのケーブルを外す作業があります。
チェーンはクリップで止めているので、切り離す方法もありますが、今回はチェーンを緩めて、遊びを大きくして、ギアから外す方法で行います。
シングルギアのママチャリのタイヤは何度も交換の経験はありますが、電動アシストの内装ギア付きは今回が初めて、慎重に作業開始。
まずナットを外し、チェーンの引きを調整する羽子板みたいな金具のネジを外します。ナット以外に金具が数種類あるので、順番を忘れないようにします。
速度センサーなどがあるのでこれも外します。
これでチェーンがスプロケットに掛かっている以外はフリーです。次にチェーンを外します。
フロントチェーンリングにカバーがあるのでこれを外します。プラスドライバーでネジを外せば外れます。
リアがフリーでチェーンが緩んでいるのでフロントチェーンリングからチェーンを外します。これで、チェーン全体の弛みが大きくなるので後輪を引き抜くことができます。
しかしまだ内装ギアのケーブルがホイールに付いていて邪魔です。ロックするリングがあるので、それを回転させて外し、引き抜けばホイールからケーブルの付いたパーツごと外れます。
工具は必要なし、指で簡単に回せます。
取り付けるときは赤いマーク、黄色いマークがあるのでそれを合わせてロックする。とても簡単。
これで普通の自転車と同じ状態のホイール。あとは通常のタイヤ、チューブの交換作業です。
外すパーツが多すぎて、元に戻すとき間違いそうですが、事前に写真を撮っておけばいいと思います。
これでチューブを仏式に交換、メンテナンス性の向上と信頼性が向上しました。
話は少しそれますが、英式バルブもそうですが、高価な自転車の割にはホイールにはあまり上等とはいえないパーツ。しかもアルミの削り粉は残っていて、リムテープはペラペラ、しかも26インチなのに24インチ用がついている。これだけを見ると国内の有名メーカー製の自転車とはとても思えない。電動のシステムなどがすばらしいのに、余計に残念。
見えないところに手を抜きすぎ感があります。作業のついでに綺麗に掃除をして、リムテープはチューブと同じメーカーで信頼のあるシュワルベの高圧タイプに交換。見違えるようになりました。信頼性も大幅アップ。後輪がトラブルになると大変なので、未使用でも良いものに交換することをお勧めします。
比較するとまるで違います。
交換したリムテープ。一見して丈夫さが違います。
今回の作業で思ったことは、、サイクリング中、後輪がパンクした時、このチューブ交換作業ができるかと考えました。工具があっても結構手間です。自転車の作業用スタンドもありません。やはり、ホイールを付けたままのチューブ引き出し、パッチ修理が現実的です。出先では面倒なので、近くに自転車屋さんがあれば1000円払っても、してもらう価値はあります。
今回使用した工具
モンキーレンチ 10mmメガネレンチ プラスドライバー
と作業用スタンド、空気入れです。