2017年 6月にパナソニックからJコンセプトの電動アシスト自転車が発売されるようです。
Jコンセプトというのは「3万人の家電調査から生まれた、、、」云々。どこかで聞いたことがあるような家電シリーズの一種?と考えていいのか? とにかく、そのシリーズの1つとしての電動アシスト自転車らしいです。
今回このJコンセプトの電動アシスト自転車の気になるところを、個人的な意見として書きたいと思います。
パッと見、これは完全に電動アシストのミニベロですね。似たようなミニベロ電動アシストにヤマハのPAS-CITY-Xがあります。よってPAS-CITY-Xとの比較をしたいと思います。
Jコンセプトの電動アシスト自転車の特徴として
「取り回しが良く、軽い乗り心地実現した18.2kg軽量コンパクト設計」
PAS-CITY-Xは21kgなので確かに軽い。しかし、18kgという重量は自転車としては重いです。アシストがあってこその軽さでしょう。アシストなしのママチャリの重量はそれくらいなので想像はつくでしょう。
車に乗せたり、家の中に保管など持ち上げる必要がある人は大きなメリットがあるでしょうが(それでも十分重い)、電動アシスト走行時は重さをそのパワーで打ち消してくれますから18kgでも20kgでもママチャリタイプの30kgの自転車でも大きな差はないかと思います。
実走行では速度や省エネでアシスト無しで走るシーンもあるので、その時は若干のメリットがありそうです。
ちなみに電動アシスト自転車の中では軽いスポーツタイプのYPJ-Cというクロスバイクは約16kg これでも自転車としては重いです。
「目利き世代」の使いやすさに配慮した新装備・新機能
目利き世代という意味がさっぱり分かりませんが、スタイルはごく普通、50代以上がターゲットの自転車にしてはカッコいいです。
常時点灯するライトなどはとても評価できます。自転車は目立ってなんぼです。未だ夜間に無灯火で走る人もいるので、バイクのように昼間でもライトオンを義務付けた方がいい。
さらにテールライトも自動点滅する機能もあります。
12Ahリチウムイオンバッテリー搭載
12Ahのバッテリーといっても今まで電動アシスト自転車に興味がない人にはピンときませんが、性能はさすがパナソニック、素晴らしい。
このタイプの自転車で91kmの走行可能距離を実現しています。ちなみにPAS-CITY-Xは最大で83kmです。一般的に実走行はさらに伸びます。
残念な点(中年サイクリストとしての意見)
ギアがシングルギア。日常の足として使うだけならともかく、ギアはあったほうが便利です。PAS-CITY-Xは内装3段です。速度も出せるし、バッテリーの節約にもなります。
メインターゲットユーザーが50、60代 らしいですが、50、60代がこのような自転車を欲しがっているのか少し疑問。自分はミニベロ大好きですが他に中高年者がミニベロに乗っているのあまり見ない、どちらかというと若い世代のユーザーが多い。
籠や荷台がオプションである。シニア層の日常利用には絶対必要だと思います。ただ単にサイクリング楽しみたいならこのタイプの自転車は買わないだろうし、とても不思議な設定です。自分に意見を求められるなら、88サイクルのような自転車に電動アシストを装備すれば購入意欲がわいてきます。
価格は定価で11万円。6月発売までもう少しです。
それにしても50代でもシニア層になるんですね。少しショックです。