自転車走行でいつも悩むのがトンネルの存在。
日本のトンネルはどう見ても車の事しか考えていない設計です。
昔のトンネルならまだしも、最近できたトンネルでも同じです。
具体的な問題点は大きく2つです。
1 歩道が狭い
歩道はあればまだましで、歩道のないトンネルも多く存在。歩道があっても、狭くて自転車で通れない。危険回避のため自転車を押して通ることもできないほど狭い歩道のトンネルが多い。
歩道を歩いている歩行者でも、すぐ横をトラックが走り抜けると風で飛ばされそうになるほど歩道と車道が近いです。ガードレールも無いところが多数。
しかも車やトラックの運転者からの認識もかなり落ちているはずです。
トンネル内での事故がどの程度起きているかは分かりませんが、起きればかなり悲惨な事故になることは目に見えています。
2 空気が悪い
二酸化炭素だけならまだましで、猛毒の一酸化炭素、たぶん古い車のブレーキ等からはアスベストも出ているはず。トンネル内のディーゼルエンジンはまるで煙幕です。
暗くて視界が悪い上に排ガスの曇り。環境にいい車が増えたとは、とても思えない世界。
とにかく得体のしれない粉じんが混ざった悪い空気が漂っています。
選択肢は1つしかありません。片田舎の交通量の少ないトンネル以外は絶対避けて通るべきです。短いトンネルなら息を止めて走り抜ける手もありますが。
ごくまれに歩行者用のトンネルもありますが、本当にごく稀です。
ただトンネルがあるという事は山があるという事。避けるには旧道の峠道を通るか、旧道が無ければ思いっきり遠回りの迂回路を探すしかありません。
初めてサイクリングするところに突然トンネルが現れた時、トンネルを避けるのに結構悩みます。地図上で気づいていれば避けたルートを計画していたのですが、突然現れると、う回路を探すか、突破するか。
一か八かで突破することもありますが、そんな時に限ってトラックが後ろから迫ってきて怖い思いをします。
トラックが後ろから迫る時のライト、轟音、風圧。かなり恐ろしいです。
行政はトンネルに関してもっと自転車と歩行者にやさしい設計にして欲しいでものです。