ミニベロはホームセンターで売っている1万円以下の物からロードバイク並みの価格の物までいろいろありますが、価格と同じように,性能と使い勝手は相当の差があります。
ミニベロは折りたためないタイプの物もあります。折りたためないタイプのミニベロは、当然あまり小さくなりません。普通の自転車に比べてもタイヤの大きさが大きく違うくらいです。
また折り畳み自転車がすべてミニベロではありません。小径車以外の自転車でも折り畳み機能があるものがあります。
1万円以下~4万円程度のミニベロ (折りたたむなら、これは買うな)
この価格帯が世間に一番出回っています。ホームセンターで1万円位から売っており、イベントの景品とかでもよく見かけます。籠か付いているモデルもあり、ママチャリ代わりに使っている人もいます。しかし折り畳み機能は貧弱、接合部はネジを締めていくタイプがほとんどで、とても面倒くさく、日常的に折りたたむ必要がある人は相当ストレスになる作業です。実際このタイプの自転車を買った人は、折りたたむ機能を使っていないように思います。なぜなら、街で見かけたこのタイプの自転車を観察すると、折りたたむ部分のネジとレバーが錆びているからです。使っていれば錆はでません。この面倒な作業をしなければならない機能がハンドルポストにもあります。ごくたまに車に乗せたいとかいう人はいいかもしれません。毎日、折りたたむ必要がある人には全くお勧めできません。
走りに関しては、とても遅いです。ママチャリより遅いです。ギア付きもありますが、トップギアにしても遅いです。タイヤの小ささにギア比が追いついていないようです。26インチとかのギア比をそのまま小さいタイヤの自転車に移植したような感じで常にローギアで走っている感じです。自転車好きの自分もこれでサイクリングに行こうとは思いません。ママチャリのほうが100倍いいです。
折り畳み機能を無視して、買い物や、自宅から駅までの足として使うならありです。小回りも効いて駐輪も楽です。もし安くて手軽なミニベロを求めるなら折り畳み機能がない自転車がいいと思います。どうせ使わない機能なら無いほうがいいからです。接合部は構造的にも折れやすいし、いたずらされて走行中に危険な目に会いかねません。
なぜかホームセンターで売っている自転車の最安は折り畳み自転車が多いのです。買っている人は折りたたむ機能はどうでもよく、ただ安い自転車を探しているだけかもしれません。使いにくい無駄な機能の費用を、他のパーツの品質向上に使えばいいのにといつも思います。