つい最近、緩い坂を不自然に走る自転車を見た。何が不自然かというとその自転車はペダルを回していない。
下りなら不思議でないが、上り方向でペダルを回さず走っている。自転車がペダルを回さずに登りで加速する姿はとても奇妙に見える。
その自転車は、明らかに、電気のパワーのみで走るフル電動自転車だった。
完全に違法。乗っている人はいわゆるおばちゃん。どこで手に入れたのだろうか?、そもそも違法と知っているのだろうか?いろいろ想像した。
そもそも合法的に公道を走れる電動の自転車というものをよく知らない人が多いのではないかと想像できます。
もちろんそれは、電動アシスト自転車。自分のブログでも電動アシスト自転車を略して電動自転車と使う事もありますが、合法的に行動を走れるのは電動アシスト自転車です。
ペダルを回さずにアクセル操作だけで走れるのはフル電動自転車といわれているようで、これで公道を走るのは、保安部品やナンバーを付けない限り違法です。
ペダル走行と電動の走行パターンの切り替えが付いていてもダメ。電動で走っていませんよという言い訳はできません。それが本当でも。
ネットで調べると未だにこのフル電動自転車は売られているようで、知ってか知らずか買う人もいるようです。走行する場所が個人の敷地内など、公道でなければ問題ないですが、大多数の人は公道走行を考えているはず。
販売する宣伝文句も、公道は走れませんよという文言を入れつつ、買い物や通勤が楽になりますとか、突っ込みたくなるセールストーク。
自転車への目も厳しくなっているので、お上に見つかれば行政上の罰が与えられます。事故など起こせばさらに悲惨になります。
数年前から警察も啓発しているようですが、未だフル電動自転車で走っている人を見かけるので、本当に知らない人は注意が必要です。外観だけならアシストなのかフルなのか区別もできないと思います。
自分が見つけたフル電動の自転車は年配者が多いようです。お年寄りがフル電動の自転車をネット通販で手にれたかもしれませんが、店舗で買ったとも考えにくい。
いったいどうやって入手してるのでしょうか?
そのほとんどは海外からの輸入品。価格の安さも特徴。
電動アシスト自転車は人気急上昇なので、本当に知らない人は注意しましょう。たとえ合法自転車でも、電動アシストに限っては国産のヤマハ、ブリジストン、パナソニックをお勧めします。