ブリジストンのリアルストリームが納車されたのでファーストインプレッションを書きます。
念のため書いておきますがヤマハのPAS Braceと共通のパーツを使ったほぼ同じ自転車です。
スポーツタイプの電動自転車は他にパナソニックのハリヤ、さらに上位のロードバイクタイプのヤマハのYPJ-Rがあります。
外国製も含めればスポーツタイプの電動自転車は、たくさんありますが、非合法なものもや、品質に問題があるものも多いので。自分は電動を買うなら国産と決めていました。
外観:
フロントサスペンションとディスクブレーキがあるので、MTB風のクロスバイクという感じ。カタログではクロスバイクの部類に入っています。
自分の感想では、いいスタイルだと思います。モーターとバッテリーはママチャリタイプの電動と同じような形状なので特別カッコいいとは感じません。
塗装などは普通、高価なロードバイクの等の塗装と比較すると劣る感じ。10万円以上する自転車ならもうちょっと期待したいところ。
重量:
カタログ値とおりで、20キロ以上あるので重い。輪行は無理だが、車に載せるのはさほど苦痛ではない感じ。実際前輪を外して車に乗せてみましたが、なんとか乗せられます。女性だと重いかもしれません。
バッテリーとモーター:
モーター部分は、やはり存在感を感じます。
12.6アンペアの大容量バッテリーは、形状と重さからたとえて言うとレンガのような感じ。取付け、取り外しには鍵が必要です。バッテリーだけ盗まれる心配はありません。同じ鍵で附属の太いワイヤー錠も開錠できます。一つのカギで済むのは便利です。
自転車に設置するのも、充電器に設置するのも簡単。ただ重いので落下だけは注意が必要。バッテリー本体の損傷だけでなく、足にの上でもかなりダメージがきそうです。バッテリーの重量は2キロ以上あります。
充電器はやや厚めの平板で、大きさはありますが、軽量です。出先に持っていくのも苦ではないと思います。ただ形状は大きめです。
装備:
電動部分以外はごく普通のMTBよりのクロスバイク。
ベル、反射板、バッテリーから給電されるライトも付いています。保安部品を後から容易する必要はありません。
アシストのレベルを変えたり、走行距離、速度など表示できる便利なコントローラーもハンドルバーに付いています。
この自転車に特徴的なのは、電動以外ではフロントサスペンションとディスクブレーキ。ギアは内装8段です。
サスペンションは当然ショックを吸収してくれる装置です。前輪のみです。サスペンションの強度をダイアルで変更できます。
ただこのサスペンションは価格からしてしょうがないですが、高級なものとは言えません。たぶん重量も相当あるかも。高級なMTBについているようなエアーサスペンションでもありません。費用は掛かりますが交換可能なパーツです。
ただこの自転車で本格オフロードを走るわけでもないので、標準のこの装備で十分かと思います。
ディスクブレーキは油圧式でなく、機械式です。これも高級MTBは油圧のディスクがついています。機械式はどちらかというと廉価版です。
後輪はV型ブレーキです、効きも十分で安心できます。
ブレーキはディスクブレーキもV型ブレーキも世界のシマノ製です。品質はとてもいいので安心感があります。
ギアは内装8段。外装に比べ汚れがなくメンテナンスが楽なギアです。使い勝手は実走行のインプレで書きます。
結論として、装備は本格MTBではないので、この程度で十分ではないかと思います。気に入らなければギア以外は上位グレードに簡単に交換できるパーツでもあります。
その他:
この自転車で唯一、気にいらないのはホイールのバルブ。10万円以上するスポーツサイクル車なのに、なんとママチャリと同じ英式バルブが付いているのです。取説では指定空気圧など書いていますが、英式バルブで空気圧の管理などできません。スポーツサイクルなら仏式か米式だと思うのですが。即変換アダプタに交換です。チューブは1000円もしないのに、こんなものを使ってはいけません。
バルブのことは別の記事でも書いているのでそちらをどうぞ。
まとめ:
カタログでは15万円以上する自転車の割には、すばらしくいいパーツが使われているわけでもないです。かといって、極端に悪いパーツは使っていない。ブレーキやギアにシマノを使っているのは評価できます。
まあこれは電動アシスト自転車なので価格の重点は電動部分に掛かっていると想像できます。
次回はいよいよ実走行のインプレです。