その1の記事の続き
自分はありませんが、その1の記事のような欠陥自転車による事故はたまにあります。
自動車のように高価で品質管理がしっかりしたものでもリコールなど頻繁にあります。
価格も安くメーカーも数えきれないほどある自転車がすべて安全であるはずもなく、一定の割合で欠陥、不良品があるのは素人でも想像できます。整備不良も含めると膨大な数に上るでしょう。
そこで今回はどんな事故が多いのか調べてみました。さすがに自分で実験するわけにもいかないので、今回は多くの情報が寄せられ公正な調査をしている国民生活センターのサイトを参考にしました。
(独立行政法人ですがお役所なので、丁寧な文面はいいのです、あまり面白くないので自分なりに抜粋・解釈しております。すべてを知りたい方は国民生活センターのページを直接閲覧してください)
高価なスポーツ用自転車は安心なのか?
安い自転車は心配なので、高価な自転車は安心だろうと思いますが、現実は(10万円以上の自転車の相談が2割を占めている。)
価格が高い自転車=すべてが安全な自転車ではないということです。
理由は(軽量化に重点を置いているため、強度に余裕がない)
最近多いカーボンも折れて怪我をしたという事例もあります。
まあ、それはそうでしょう。
自転車のパーツの価格は強度に比例しているのではなくて、軽量化に比例している。というこでしょうか。
フレームが破断した自転車の事例なんかを見ていても、自転車好きなら誰もが知っている有名メーカーの自転車も結構あります。
補償やリコールになると有名メーカーの方がサポートの件で安心はできますが、高価で有名メーカーの自転車だから安全性も完璧だと思わないほうが賢明です。
高価な自転車でも無茶をするな ということです。
軽量化された自転車は素人でも平地で50キロくらいは出せます。そこでフレーム破断が起きたらと考えるとぞっとします。
それと整備不良による事故が結構多いと感じます。
ハンドルステムのボルト締め付け不足と誤った手順での取り付け。
ハンドル関係は深刻な事故になりかねないので特に注意が必要です。ボルトが緩めばガタが出て気づきやすいので、注意しとけけば防げる事故だと思います。めったにないと思いますが欠陥商品のフォークの突然の破断などは防ぎようがないので、こればかりは注意のしようがありません。
サドル、シートポストの締め付けが不十分で動く
これも締め付け不足ですが、自転車は振動が多く、ボルトの緩みも発生しやすいので、定期的に点検が必要です。
ディレイラーハンガーの事故
自転車を倒したりしてディレイラーを曲げると起こりうる事故です。曲がったディレイラーがホイールに巻き込まれる事故です。保護するガードがあればいいですが、安物自転車ほどガードがついてますが、高級自転車は軽量化のためかガードを付いているのを自分も見たことはありません。
倒したら、曲がりがないか点検です。ギアを一番内側にしてディレイラーがスポークに接触しているならハンガーを交換か修正が必要です。
クイックレリーズの事故
スポーツ自転車はほぼクイックレリーズが使われていると思います。便利ですが、イタズラもされやすいので乗車前には確認です。
自転車の事故は普段自分が気を付けていれば気づく事も多いと思います。
いつもと違う変な音や振動がするときは何らかの予兆だと感じて点検は必須です。
タイヤも異音がしたときはすぐ確認するとパンクを防げることもあります。自分の経験では金属片がタイヤに刺さっているのをすぐ取り除いて、チューブまで貫通させずに済んだことが何回もあります。