公道で全開で走れるのは自転車はストレス無し
少し前まで車やオートバイには馬力の自主規制というものがありました。オートバイは排気量によって馬力の上限がありました。車は280馬力でしたか。
でも最近は理由は不明ですが自主規制をしていないようです。たぶんバイクも車も売れなくなったせいだと思いますが。
馬力の規制がなくなって国産車でも、お金さえ出せば300馬力でも500馬力でも高性能の車が買えるようになりました。
しかし法律は何も変わってません。自動車の最高速は高速道路で100キロまで、なぜかいまだ馬力規制している軽自動車でも軽く出る速度のままです。最高速120キロにしようという話もありますが大した変りはありません。
追い越しの加速などを考慮しても過剰な馬力です。
なんとなく馬力があるほうが速くてかっこいい気がしますが、日本の道路での実用では不要な馬力です。日本の道路を法律を守って走るなら100馬力でも十分です。
自転車が好きになって車に興味がなくなった理由の1つはこれです。
高いお金をだして馬力のある車を買っても全力で走れないのです。
自分も数年前、無理をして3000ccの車を買ったことがありましたが、信号機が青になった時の一瞬の加速を楽しむくらいです。
車で最高速を楽しむなんてレース場以外、日本の道路でできません。
街中は渋滞ばかり、山間部は狭い道を軽トラがのろのろです。
以前乗っていた安い1000ccクラスの車か、軽自動車のほうがよっぽど楽しく走れました。
結局、自分の生涯で一番高い値段の車が一番つまらない車でした。1回の車検で軽自動車に買い替えました。
オートバイは風を切って走ったり、ハーレーみたいにエンジンの鼓動を楽しんだり、車より楽しめますが1000ccもあるバイクが日本の道路で全力走行は絶対無理です。
本来の能力の半分も出せない乗り物はストレスです。
所有するだけで喜びを感じるなら別ですが、いい車に乗ればアクセルを踏んで性能を試したいものですがそれができません。
最近、若者が車を所有しないと聞きますが、経済面以外の理由はこんなところにあるのかもしれません。
自分も荷物の運搬と移動手段としての道具以外、車を所有する理由がわかりません。
自分が若いころは、いつかはクラウンなんて言葉があったほど、車がもてはやされていました。でも今はクラウンなんていりません。
荷物がたくさん積めるワンボックスかトラック方が100倍便利です。