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ウーバーイーツへの登録完了後、今回が初稼働だ。まずは30km以上先の熊本市内の配達可能エリアまでいかなければならない。
普段のサイクリングと思えば全然苦になる距離ではない。いつもと違うのは配達バッグと商品を保護する小物類の荷物、そして街中中心のサイクリング?になること。
家から出発し約2時間、長めのウォーミングアップだ。まだ本格的な夏でないので受ける風が気持ちい。そして熊本の配達エリアに入る。公園で休憩して、いよいよアプリ稼働、出発というボタンをタッチするだけ。アプリがオンラインになる。
ちなみに本日の目標は無理せず、土曜日午前10時~午後2時までの稼働で、3件程度取れればよいかなという計画だ。
YouTubeにアップしている都会の方々の多くが程なくしてスマホに受注オファーのチャイムが鳴るが、、、。やはり現実は厳しい、しかもここは地方都市。
計画では郊外からオンラインにしたまま中心部付近まで流そうという計画。熊本の中心部は市役所付近の下通、上通というところだが、自転車の駐禁エリアも多く、人通りも多い場所なので慣れるまでは避けることにした。アーケード内は押し歩きだったような気もする。
さてオンラインにして国道沿いのケンタッキーやマック、ショッピングモール近辺をゆっくりと流すがアプリは無音状態が続く。時間は11時を超え、そろそろチャイムの音を聞きたいところだ。まだYouTubeでしか聞いたことのない音だ。
ちなみに他の配達員はどこにいるのだろう、未だ配達をしているであろうと思われる人を見かけない。自転車もバイクもだ。やはり中心部じゃないとだめなのか?
地蔵と言われる人も見かけない。場所が悪かったか? 本当の中心部では無いがまあまあ店舗が集まっているところまで行ってもアプリは無音だ。
まあ自分が食事をする立場なら天気もいいし、出前よりも外で外食という感じの陽気だ。
ゆっくりと流していても自然の中と違い疲れる。速度が遅いので受ける風も少なく、気温も暑くなってきた、今日の最高気温は30度超えらしい。電動アシストだがストップも多いのでバッテリーも減る。暑さと、久しぶりの緊張のせいか頭痛がしてきそうな予感。
お昼12時近くなってもアプリからオファーの音が鳴らないので、今日は戦略ミスだと判断、今から中心部に行く気もならない。待機と休憩をしようと近場のショッピングモールへ行こうと考え出発。すでに半部位あきらめ気分だ。
国道を横断するため信号待ちをしていると。突然、、。
アプリから音が、、、、。
こ、こ、これは!
ついにオファーが来た!!
普通なら配達先の距離と金額が出るので確認して受注するらしいが、とにかくなんでもいいから取った。
金額が800円?900円?だったような? 緊張とうれしさからよく覚えていない。
距離はまったく確認していない。冷静に考えると金額からして長距離だ。
受け取り店舗は全国区のチェーン店だった。その店の存在がたまたま近くだったらしい。自分から2-3百メートルの近さだった。
予行練習とおり、店舗の邪魔にならないところに自転車を止め、保温バッグを持って店内へ、スマホに記された番号を伝え荷物受け取り。ここまでは順調。
アプリを操作して届け出先を表示させる。確か5kmか6kmだった。これが配達先として遠いのか近いのかわからない。とにかく急いで配達したい。
汁物やジュース類でないので良かったが、やはり預かり品には気を遣う。
そしてアプリからグーグルマップを呼び出し、道案内をしてもらうが、車用か歩行者用かでルートが違うのでとりあえず車に設定。交通量の多い道が主だったので案内を参考にしながら歩道と脇道で配達先に向かった。
10分ほどして配達先周辺に到着、一歩通行や信号を回避できたので車の予定到着とほぼ同じだった。
だがここからが準備不足が露呈される。
細かい配達先がわからないのだ。アパートの2階だというのは分かったが、到着してマップのピンが消えるしアパートが数棟密集しているところだったのだ。
マップのピンをもう一度確認したくても出せない。出せるかもしれないが操作方法がわからない。
顧客へ連絡してなんとか預かり品を渡すことができたが到着した右往左往で10分程無駄にしてしまった。
とにかくアプリのシミュレートが事前にできないのでかなり困った。
特に連絡用のチャットを起動するとなぜかアプリの10分タイマーも発動、10分経つと注文がキャンセルされるらしいが、勝手にキャンセルされると自分も顧客も困る。初稼働でキャンセルは避けたい。
特に受け渡しの操作画面は振り返って検証もできないので誤操作なのかもわからない。
まあとにかく顧客もやさしそうな方で大きなトラブルなく商品を渡せたのは良かった。
アプリからの初受注から配達まで約30分。とても長く感じた。
反省点として配達先の住所と地図はよく確認すること、情報が足りないときは遠慮なく連絡すること。ただ10分タイマーがなぜ起動したのかは不明、いろいろ調べるがわからない。
さて配達終了後、近くにあった公園で小休止、目標はあと2件だが頭痛がまたしてきたので帰路に就くことに、帰路の途中で受注があれば受けるつもりだったが、アプリからオファーの音はならなかった。
そして配達エリア内から出たところでアプリを終了した。
本日の配達件数1件 951円の収入。
1件の収入としては良いのではないか。料金の仕組みはまだよくわからない。
時給からしたらばかばかしいほどの金額になるが、趣味が実益になるのは最高の気分だ。
ただ今回の受注に関してはたまたまだろう。次回からはもっと考えて行動範囲を選ばなければならない。
そして30kmの先へと帰路につくが電動アシストなので楽々だ。ただ電動アシストは遅いのだ。ロードなら坂がほぼない平地なので往復60kmにかかる時間が大幅に短縮できる。慣れればロードバイクで稼働したいと思うが配達バッグも大きいしどうだろうか。