電動アシスト自転車をスポーツサイクルとして使う前に

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電動アシスト自転車のバラエティも広がり、海外のものを含め、様々な車種を選べるようになりました。

電動アシスト自転車をスポーツサイクルとして利用して、ただどこでも速く走れるという考えは間違いで、そこを勘違いして電動アシスト自転車を買うと、こんなはずじゃなかった という事になると思います。

ママチャリの電動アシストは低速で荷物や幼児を載せて走るなど常時メリットを受けますが、スポーツサイクルとなると速度と軽さの関係で利用者の満足度がかなり変わります。

電動アシストはスピードが速くなる乗り物ではなく、発進時と坂を楽に登る事ができる自転車

日本の道路で電動アシスト自転車として合法的に乗るには、それなりの基準を満たした自転車でなければなりません。

海外の電動自転車のことはよく知りませんが、日本の免許不要で合法的な電動アシスト自転車はペダルを踏むことによってモーターでアシストされ時速24キロ以上でアシストがゼロになります。

つまり時速24キロ以上ではただの重たい自転車になります。

時速24キロというのは決して速い速度ではありません。スポーツサイクルのロードバイクなどではあっという間に出る速度です。ママチャリでもペダル少し忙しく回せば達する速度です。

道路環境にもよりますがロードバイクで時速30キロでの巡行は普通の人でも簡単に出せる速度です。つまり、その速度では電動アシスト自転車ではまったく電動の恩恵を受けないことになります。

ママチャリでもスポーツサイクルでも電動アシストに関する規制は同じで、ママチャリでは時速20キロ以下で走ることが多いので、電動の恩恵を常時受けますが、スポーツサイクルでは少し早く走ろうとすると、電動の恩恵どころか、重量が増えることによるデメリットが多くなります。

まあ自転車の発進加速の時、時速24キロに達するまでと、坂道はスポーツサイクルでも、恩恵を受けます。

しかし、ロードバイク等は軽いので、緩い勾配の坂なら平地と同等の速度が出るし、ゆっくり走っても楽なので、本当にアシストが欲しくなるのはある程度勾配がきつい坂に限られると思います。

よってスポーツサイクルで平地がメインの走行、偶にしか山坂道に行かない人は電動アシストのメリットは少ないです。

電動アシスト自転車を買って後悔している人がたまにいますが、理由は平地での使用がメインで、電動アシストの恩恵をほとんど受けない人だと思います。

自分の電動自転車は重量20キロ以上ありますが、それでも平地ではアシストは必要ないなと感じます。

しかし

山坂道は効果絶大です。平地走行時のかったるい自転車が山坂道になると、一変します。

重たい車体に、重たい荷物を持っていてもグイグイ進みますから。

スポーツサイクルを山坂道をメインで使う人には最高に楽しい乗り物になります。

ただ速度は出ません。時速24キロまでのアシストですから。

プロはともかく、普通の人が時速24キロ以上できつい坂を上り続けるのは無理なので。きつい坂であればあるほど、グイグイ登れるのは病みつきになりそうです。

微妙なのな、坂を上った後の下りです。

軽いロードバイクなら坂を勢いよく下って、その勢いで次の坂も登れたり、登れなくてもある程度の地点までは楽に行けます。

それが重い電動自転車は重いので、失速するのも早いので、早々とアシストのお世話になることになります。


結論として、電動アシスト自転車の特性をよく理解して、用途も坂道が多ければ、スポーツサイクルとして、とても楽しめます。そうでないのなら、軽い自転車を買ったほうが、速く軽快に自転車走行を楽しめます。

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電動アシスト自転車 リアルストリーム(PAS Brace姉妹車)のファーストインプレ その3

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前回までアシストなしでのインプレはこちら

電動アシスト自転車 リアルストリーム(PAS Brace姉妹車)のファーストインプレ その2

さていよいよ電動アシスト自転車の本領発揮ができる山坂道へと入ります。

峠という程ではないものの、標高200m~300mの坂を上ったり下りたりする道を走り回ることにしました。坂の勾配も5%から15%の急坂があるところも試します。

坂の手前にある信号機の停車中にスイッチオン。走行モードは一番バッテリーの持ちがいいエコモードです。カタログでは75km走行できます。

信号が青になりスタート。ペダルを踏むと同時に、今までのノンアシストに比べ自転車が前にギュンと進みます。軽い力でドンドン速度が上がります。

調子に乗って軽いペダルを踏むとあっという間に時速20km超。ですが時速20kmを超えたあたりからアシストのパワーは降下。

どこまでも気持ちよくアシストするわけではありません。規制で時速24km以上ではアシスト0ですから一気にペダルが重くなります。

重量が重い自転車を、上りで時速24キロ以上で走れるはずがありません。今度は一気にスピードが落ちます。

スピードが落ちると今度はアシストが効きはじめ、再びスピードアップ。そしてアシストが切れスピードダウン。

以下それの繰り返し。

8段あるギアはどこに入れても力強くアシストされます。アシスト時の適正なギアはどこがベストなのかはこれから走り込んでいかないと分からないような気がします。

アシストされるとついつい加速してしまいがちですが、普通の自転車と同じで一定の速度で、適度にアシストされながら登るのがベストだとやっと気が付きます。

でないと、ペダルが急に軽くなったり、重くなったりで、逆に疲れることになります。

少し慣れたところで、ロードバイクでもやっと登った、勾配15%を超える坂に挑戦します。ここでもいとも簡単に登っていきます。ロードバイクで立ち漕ぎ、必死で登った坂を、座ったまま、片手を放しても登れます。モードはエコモードのまま。

きつい坂があればあるほど、実力が発揮できます。面白いように登ります。

そして登った後は今度は下りです。

長い下りで速度はあっという間に時速50km以上。ロードに比べ太いタイヤ、フロントサスペンション、前後の強力なブレーキのおかげでオートバイのように快適に下れます。

下りの快適性、安全性はすべてにおいてロードバイクの時を上回っています。これは楽しい。

下りが終わって、今度は緩い登りが始まります。

ところが、失速も早い。ロードバイクなら下りの勢いで、そのままほとんど漕がずにクリアできる坂で、一気にスピードが落ちていきます。

アシストは時速24キロ以下になるまで働きません。下りの速度の勢いを生かせないのはとてももったいない

ロードバイクなら軽くペダルを回しながらクリアできる緩い上りなのに、どんどん失速していきます。アシストが回復する速度は体感的には時速20キロ位。ロードバイクなら下りの加速を生かしたまま時速30キロ以上で軽く走れる道です。

もしロードバイクの仲間と一緒にツーリングに行けば、この辺で大きく差を付けられると思います。

そんなこんなで急な山坂道を30キロ程登ったり、下りたりを繰り返しました。

CIMG2210

バッテリーも一気に減りましたが、バッテリはーまだ半分以上あります。

少し疲れたので、ここから帰宅することにしました。

バッテリーは半分以上あるので、モードを強にしたり、標準にしたり、ストップ&ゴーを繰り返したり、試しました。結論から言うと、モードはエコでも強でもあまり違いはないような。少なくとも自分の感覚ではエコモードのままで十分だと思えました。

CIMG2211

CIMG2212

 

初乗りは結局、71キロ走行してバッテリはー34%の残りでした。

普通の走行なら余裕で100キロは超えると思われます。

獲得標高は1000m~1500m位だと思いますが、今回はガーミンのサイコンを持って行かなかったので、今度はサイコンを持って本格峠に挑戦して実力を探ってみようと思います。

 

 


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電動アシスト自転車 リアルストリーム(PAS Brace姉妹車)のファーストインプレ その2

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前回の記事に引き続き、今回は実走でのインプレです。

その前に、実走感は乗る人の主観的な感覚が大きいことを前置きしておきます。自分の場合、ママチャリからロードバイクまで趣味と実用で乗り分けているので、それらの自転車との比較が多くなると思います。過去に電動自転車は乗ったことはありますが、自分の自転車として所有するのは初めてです。

早速、走る準備です。

ディンプル式のセキュリティの高そうな鍵があるので、バイクのように差し込んで電源を入れるのかと思いましたが、ただコントローラーの上部のスイッチを押して入れるだけでした。

CIMG2166

では鍵は何のためにあるのかというと、バッテリーの着脱とワイヤー鍵の開錠に使うだけ、実走行には必要ありません。したがって鍵を外せば動かなくなるのではなく。駐輪すれば附属のワイヤー錠なりでしっかり施錠する必要があります。

電源が入れば、コントローラーで走行モードを選びます。簡単に言うと、強、標準、エコモード、そしてアシストなしのモード。

最初は平地を中心にアシストなしで平地を15kmほど走ります。アシストなしでもコントローラーには速度、距離等の情報は表示されます。

アシストなしでの感想~平地をメインの走行~

ごく普通の自転車。平地ならば電動の補助なしでも結構走れます。橋の手前などによくある簡単なアップダウンも問題なく走れます。少なくともママチャリよりは早く快適に走れます。

ただ車重が20キロ以上ある自転車なので、軽快さはありません。明らかに軽い自転車との差は感じます。

30キロ位までなら簡単に出せますが40キロくらいだとギアが足りないせいか結構足が忙しくなります。

そして電動とは関係ありませんが、この自転車に内装の8段のギアが付いています。これにすこし戸惑います。

CIMG2197CIMG2189

それは変速の仕方。MTBなどに多いシマノのラピッドファイヤ式の変速機を使った事がない人は関係ありませんが、これは指で変速します。

通常人差し指がギアアップ、親指がギアダウン。ところがこの自転車は操作が逆。
ギアアップのつもりがギアダウンになります。

慣れだと思いますが、坂の手前でギアダウンしたつもりがギアアップになったり、結構イラつきます。無意識に操作すると間違えるので、一度認識して押さねばならずワンテンポ遅れてしまいます。

体が慣れていて無意識に操作すると、やり直す操作を何度もするので走行後、指が痛くなりました。

それとギアチェンジのタイミングも外装ギアの場合、ペダルを漕ぎながらギアチェンジが当たり前。普通ペダルを回さないとギアは変わりません。

ですが内装ギアはペダルを止めて変速するのが基本。これもギアチェンジと同時にペダルを回すのがクセになっているので注意が必要。説明書に無理に回すと故障の原因となりますと書いているので神経を使います。

まあ万人が使うことを想定して造ってあるので簡単に壊れないとは思いますが、間違った使い方はできるだけ避けたほうが賢明です。

電動のシステムとは別のところで、かなり戸惑いました。操作に慣れれば8段もあるので平地でもそこそこスピードは出せるし、アシストなしでもそこそこの坂を上れます。

タイヤは26インチのやや太め、セミスリックタイヤです。タイヤ自体も衝撃や振動をかなり吸収しています。安心感があります。

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サスペンションも見かけだけではありません。ばね式の廉価なサスですが、結構動いています。古いアスファルトの荒れた路面のショックもかなり吸収してくれます。

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ブレーキはフロントのディスクはまだパッドが馴染んでないと思いますが、それでもよく聞きます。機械式ディスクはコントロールしにくいとか聞きますが、まったくそんなことはない、いいブレーキです。リアのV型ブレーキも当然よく効きます。

ブレーキに関してはまったく不満はありません。ホイールとブレーキパッドが馴染めばさらに良くなると思います。

平地のアシストなしの走行である程度、この自転車の特性が分かったので、次はいよいよ電動アシストの本領が発揮できる山坂道へと入っていきます。

続きは続きは次回へ。

電動アシスト自転車 リアルストリーム(PAS Brace姉妹車)のファーストインプレ その3

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電動アシスト自転車 リアルストリーム(PAS Brace姉妹車)のファーストインプレ その1

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ブリジストンのリアルストリームが納車されたのでファーストインプレッションを書きます。

念のため書いておきますがヤマハのPAS Braceと共通のパーツを使ったほぼ同じ自転車です。

スポーツタイプの電動自転車は他にパナソニックのハリヤ、さらに上位のロードバイクタイプのヤマハのYPJ-Rがあります。

外国製も含めればスポーツタイプの電動自転車は、たくさんありますが、非合法なものもや、品質に問題があるものも多いので。自分は電動を買うなら国産と決めていました。

外観:

フロントサスペンションとディスクブレーキがあるので、MTB風のクロスバイクという感じ。カタログではクロスバイクの部類に入っています。

自分の感想では、いいスタイルだと思います。モーターとバッテリーはママチャリタイプの電動と同じような形状なので特別カッコいいとは感じません。

塗装などは普通、高価なロードバイクの等の塗装と比較すると劣る感じ。10万円以上する自転車ならもうちょっと期待したいところ。

重量:

カタログ値とおりで、20キロ以上あるので重い。輪行は無理だが、車に載せるのはさほど苦痛ではない感じ。実際前輪を外して車に乗せてみましたが、なんとか乗せられます。女性だと重いかもしれません。

バッテリーとモーター:

モーター部分は、やはり存在感を感じます。

12.6アンペアの大容量バッテリーは、形状と重さからたとえて言うとレンガのような感じ。取付け、取り外しには鍵が必要です。バッテリーだけ盗まれる心配はありません。同じ鍵で附属の太いワイヤー錠も開錠できます。一つのカギで済むのは便利です。

自転車に設置するのも、充電器に設置するのも簡単。ただ重いので落下だけは注意が必要。バッテリー本体の損傷だけでなく、足にの上でもかなりダメージがきそうです。バッテリーの重量は2キロ以上あります。

充電器はやや厚めの平板で、大きさはありますが、軽量です。出先に持っていくのも苦ではないと思います。ただ形状は大きめです。

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装備:

電動部分以外はごく普通のMTBよりのクロスバイク。

ベル、反射板、バッテリーから給電されるライトも付いています。保安部品を後から容易する必要はありません。

アシストのレベルを変えたり、走行距離、速度など表示できる便利なコントローラーもハンドルバーに付いています。

この自転車に特徴的なのは、電動以外ではフロントサスペンションとディスクブレーキ。ギアは内装8段です。

サスペンションは当然ショックを吸収してくれる装置です。前輪のみです。サスペンションの強度をダイアルで変更できます。

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ただこのサスペンションは価格からしてしょうがないですが、高級なものとは言えません。たぶん重量も相当あるかも。高級なMTBについているようなエアーサスペンションでもありません。費用は掛かりますが交換可能なパーツです。

ただこの自転車で本格オフロードを走るわけでもないので、標準のこの装備で十分かと思います。

ディスクブレーキは油圧式でなく、機械式です。これも高級MTBは油圧のディスクがついています。機械式はどちらかというと廉価版です。

後輪はV型ブレーキです、効きも十分で安心できます。

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ブレーキはディスクブレーキもV型ブレーキも世界のシマノ製です。品質はとてもいいので安心感があります。

ギアは内装8段。外装に比べ汚れがなくメンテナンスが楽なギアです。使い勝手は実走行のインプレで書きます。

結論として、装備は本格MTBではないので、この程度で十分ではないかと思います。気に入らなければギア以外は上位グレードに簡単に交換できるパーツでもあります。

その他:

この自転車で唯一、気にいらないのはホイールのバルブ。10万円以上するスポーツサイクル車なのに、なんとママチャリと同じ英式バルブが付いているのです。取説では指定空気圧など書いていますが、英式バルブで空気圧の管理などできません。スポーツサイクルなら仏式か米式だと思うのですが。即変換アダプタに交換です。チューブは1000円もしないのに、こんなものを使ってはいけません。

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バルブのことは別の記事でも書いているのでそちらをどうぞ。

自転車のチューブ 便利なバルブ変換アダプター

まとめ:

カタログでは15万円以上する自転車の割には、すばらしくいいパーツが使われているわけでもないです。かといって、極端に悪いパーツは使っていない。ブレーキやギアにシマノを使っているのは評価できます。

まあこれは電動アシスト自転車なので価格の重点は電動部分に掛かっていると想像できます。

次回はいよいよ実走行のインプレです。

電動アシスト自転車 リアルストリーム(PAS Brace姉妹車)のファーストインプレ その2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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電動自転車 リアルストリーム購入決定 さらなるエコ生活へ

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趣味と実用で使える新車が欲しくなり、カーゴバイク、電動自転車、MTBと長い間検討してましたが、少しお手頃で入手できることが確定した電動アシスト自転車、ブリジストンのリアルストリームに決定しました。

 

姉妹車種にヤマハのPAS Braceがありますがリアルストリームはほぼ同じ自転車です。

以前 ヤマハPAS Braceとパナソニック ハリヤの比較をしています。

電動アシスト自転車 パナソニックのハリヤかヤマハPAS Braceか

ライバル車としてパナソニックのハリヤが購入候補でしたが、リアルストリームを入手することになりました。大幅値引きのため色はイエロー限定でしたが、自分の好きな色なので全く問題ありません。

リアルストリームはMTBのようにフロントサスペンションや強力なディスクブレーキ等、本格オフロードは走れないものの自分の欲求を満たしている。

キャリアなど装着すれば、重たい荷物も積めるし、電動なので楽。

少し強引ですがカーゴバイクのように荷物運搬、少しくらい荒れた路面も走れるMTBとしても利用できると自分なりに理由をつけてます。


さて、リアルストリームの用途ですが、いろんなケースが考えられます。

本格サイクリングならもちろんロードバイクを使います。あの軽快さはロードバイクでないと味わえないと思います。

近距離や輪行、ポタリングはもちろんミニベロを使います。

それ以外はリアルストリームの利用を考えています。


今回、リアルストリームの購入を機にこの自転車のメリットを挙げると。

電動アシストはカタログ値で75km 乗る人の体力や、環境で変動はありますが、実際は100kmは楽だと思います。これは今後の検証でこのブログアップしていきます。

太いタイヤにサスペンションがついている  体にかかる負担が大幅に軽減されます。特に今まで主に乗っているロードバイクは細いタイヤに高圧なので、荒れた路面の振動が半端ではないです。ミニベロもタイヤの径が小さいので、路面のギャップに弱い。

一般的に自転車にサスペンションは重量増や進もうとする力を減衰させたり、悪い影響もありますが、そこは電動パワーで帳消しにできます。

内装8段変速 内装なのでメンテナンスが楽、ディレイラーのトラブルが無し。などメリットがあります。多段なのでいろんなシーンに対応します。ライバルのハリヤは外装7段です。

コントローラーが専用の液晶でいろんな情報が表示される。アシストレベルの設定はもちろん別途サイクルコンピュータが必要ないほど充実してます。ライバルのハリアは他車との共用で比較的簡素な表示です。

今後、納車後、様々な点をアップしていきます。


電動ロードバイクのYPJ-RのMTB版も気になってましたが、YPJ-Rが25万円程度、装備を考えるとこれよりMTB版の価格が下がるとは思えないし、YPJ-Rの半額で比較的いろんな用途に使えるリアルストリームの購入に満足してます。

追記:

ファーストインプレッションです。

電動アシスト自転車 リアルストリーム(PAS Brace姉妹車)のファーストインプレ その1

 

 

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電動アシスト自転車 パナソニックのハリヤかヤマハPAS Braceか

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スポーツタイプの電動アシスト自転車の最高はヤマハのYPJ-Rで間違いないと思いますが、ロードバイクとして使うか、電動アシストとして使うか、何となく中途半端で、用途を明確にしないと購入する決断に至りません。

特に航続距離が短すぎます。実走行はカタログ値を上回ることを考慮しても短すぎます。

そこで従来からあるスポーツタイプの電動アシスト自転車を改めて検討してみたと思います。

パナソニックのハリヤと、ヤマハのPAS Brace XLです。YPJ-Rが出るまではスポーツサイクル電動アシストの最高峰でした。

YPJ-Rが出て影が薄くなりましたが、スポーツサイクルと電動がうまくマッチしていて、スポーツと日常の両方のスタイルで使えるいい自転車です。

両車はMTB風?でサスペンションが付いていたり、太いタイヤだったり、YPJ-Rがロード専用に対して、ハリヤとBraceはオールラウンダー的で航続距離も長く、実用的です。なにより価格がYPJ-Rの半分程度です。

ハリヤとBraceは性能もスタイルも似ているので簡単に比較してみます。

ハリヤPAS Brace XL
アシスト 強
*名称はメーカーで違う
48km50km
アシスト 標準
*名称はメーカーで違う
57km59km
アシスト 弱
*名称はメーカーで違う
73km75km
重量22.4kg23.2kg
ギア外装7段内装8段
その他グリップシフト

ラピッドファイヤ
ディスクブレーキ

2016年版のハリヤはバッテリも強化され、走行可能距離はPAS Brace XLとほぼ同じスペックです。

(Pas Brace 2017年版が発表 2016年版との違いは?)

価格は定価でハリヤ 約13万円と PAS Brace XLは約16万円

実勢価格はこのとおり

パナソニック ハリヤ

楽天市場

 

アマゾン
Panasonic(パナソニック) 電動アシスト自転車 2016年モデル ハリヤ 26インチ ELH42 12.0Ahリチウムイオンバッテリー 専用充電器付
ヤマハ  PAS Brace XL (ブリジストン リアルストリーム)

楽天市場

 

アマゾン
YAMAHA(ヤマハ) 2016年モデル PAS BraceXL(ブレイス エックスエル) 26インチ PA26B

 

性能はほぼ同じで価格差3万は結構大きいですが、PAS Brace XLのほうが価格が高い分、細かい部分のパーツがグレードのいい物が使われています。

ギヤはハリヤの外装7段に対して内装8段 内装ギアは変速機が密閉されているので汚れにくく、手入れも楽です。外装は油も飛び散るし、手入れしないとスプロケットに錆びも出ます。

ただ外装の場合自分の好みのスプロケット交換が可能です。8段以上も可能だと思います。内装ギアだと簡単に交換というわけにはいきません。

シフター(変速機)はグリップシフトに対してラピッドファイヤ ラピッドファイヤの方が操作性が格段に良いです。グリップシフトは長時間使うと手が痛くなります。

まあこれも少し自転車をいじるスキルのある人なら変速機は簡単に交換できるパーツです。ショップに依頼しても簡単にできます。価格も安いので最初から付いていて欲しいパーツでもあります。

PAS Brace XLはブレーキのフロントディスクなど価格が高い分、性能の良いパーツが使われています。特にコントローラーはアシストの設定以外に速度や距離が表示できる優れたものです。

自分が買うなら、ハリヤを買って、不満点はパーツ交換するのがいいかなと思います。3万円の価格差は大きいです。

気になるのは今後発売されるであろうヤマハのYPJ-RのMTB版です。サスペンションの付いているMTBは乗りごこちは最高ですが、普段使う一般道の走行性能はロードバイクに比べ相当落ちます。それが電動でアシストされたらとても魅力的な自転車になることは想像できます。2016年夏現在でも詳しい情報はまだ入っていません。


追記

ヤマハのPas Braceの姉妹車というか、ほとんど同じのブリジストンのリアルストリームを今回購入することになりました。

電動自転車 リアルストリーム購入決定 さらなるエコ生活へ

 

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カッコいいミニベロ電動 PAS CITY-X

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電動アシスト自転車は少し前までは、デザインが今一つの物ばかりでした。

はっきり言うと、おばさんくさいを通り越して、おばあちゃん用自転車という感じ。

10万円もするのにこのデザインかーと思うものばかりで、電動アシスト自転車の便利さが、デザインの悪さでかき消されています。

多くのママチャリタイプの電動アシスト自転車のパッと見のデザインは、ホームセンターで買える9800円のママチャリ程度ですから、いくら便利でも、これなら原付バイクの方がいいなと思ってしまいます。事実原付バイクの安い物なら買える価格です。

さすがの自分でも、便利さは認識しつつも敬遠していました。

ですが、近年、ロードバイクの電動アシストを始め、かっこいい電動アシスト自転車がかなり増えてきました。

今回は自分も大好きなミニベロタイプ。ヤマハのPAS CITY-Xに注目です。現在クロスバイクタイプの電動アシスト自転車を持ってますが、次に買うならこれです。

海外製のミニベロタイプの電動は安く通販でも売られてますが、ハッキリ言ってデザインが悪い。さらに品質も疑問がつくものばかり。

ただ海外製でも例外があります。

これは有名なTERNの電動アシスト ただ高価で手が出ません。

 

 

PAS CITY-Xはデザインが今までの小径車の電動アシスト自転車にくらべ格段にいいこと。性能もこのクラスの電動アシストとしては良いこと、さらに国内メーカーなので、品質も安心。部品の調達の心配不要です。

メーカーも不明な海外製だと故障=廃車の確率が高いでしょう。

国内製なら安心

 

 

通常のミニベロと比較しても、バッテリーが目立つだけで普通のかっこいいミニベロ。

ワイヤー内蔵のフレームで、すっきり見えます。標準で付いているライトもバッテリー電源なので別にライトの電池などの心配はなし。

オプションのバスケットもおしゃれで実用的。

小径車で電動なので荷物も楽に安定して運べる。

そして肝心の電動アシストの性能は

現行(2018年)モデルは2016年モデルから性能が大幅アップして

最高で 90km

標準で 69km

強で 54km

 

ミニベロとしての普段使いなら常に強モードで使えそうです。

休日の長距離サイクリングもこの数値なら安心して使えます。

 

欠点と思えるのは、変速ギアが内装3段。街乗りでは十分でしょうが、スポーツサイクルを楽しむには8段とかギアを使って欲しかった。重い電動自転車でも平地ならアシストなしで自力で走りたいものです。

ただ常に電動走行なら、電動のパワーがカバーしてくれるので変速が少なくても頻繁な変速は不要です。

電動アシスト自転車は細かい変速をしなくても十分走れるという発想があるのかもしれません。

自分も8段の変速の付いた電動アシスト自転車に乗ってます(リアルストリーム)が、自力走行以外は変速は頻繁にしません。どんなギアでも強力にアシストが入ります。使い方にもよりますが普通なら走行距離もカタログ値を上回る100キロ超も楽勝です。

タイヤ、ホイールはこの辺は普通の一般車ですね。

イタズラされる心配は少ないですが取り外しに工具が必要。スポーツサイクルならクイック式のハブでないと、メンテナンスの手間が相当違います。この価格帯のミニベロならほとんどがクイック式のハブを採用しています。

ちなみに自分の所有するリアルストリーム(26インチのクロスタイプ)は前輪がクイックで後輪がハブナット。後輪が出先でパンクしたときは手間がかかるパッチ修理になります。でも前輪だけがクイックでもメリットはあります。パンク修理はもちろん車に断然乗せやすくなります。

PAS CITY-Xの重量は21キロ 軽くはない 自転車としては重いです。

男でも15キロ超えの自転車は重いです。

車載や室内保管のために抱える必要があるときは普通のママチャリ以上に重いと思います。

価格は約12万円、実勢価格10万円前後、安くはありませんが、品質のしっかりした普通のミニベロは最低でも5-6万はします。

高い価格設定ではないと思います。

ミニベロはスポーツ走行から、日常の買い物利用まで、応用範囲の広い自転車で、さらに電動アシストが加わると利用価値も大きく上がると思います。

おすすめのユーザーは電動アシストなので当然、坂での利用が多い人だと思います。スタートダッシュの時もメリットはありますが、電動アシスト無しのミニベロでも、もともと小径車のスタートは速いのでわざわざ電動の力を借りるほどではないと思います。

もし平地での利用が多く、重い荷物も運ばないのなら普通のミニベロの方が速く快適だと思います。

逆に坂が多く、楽に走りたいなら電動アシストは後悔のない選択になります。

以下の記事が参考になります。

電動アシスト自転車をスポーツサイクルとして使う前に

電動アシストの真価が発揮できるのはやはりです。

 

 

 

 

YAMAHA(ヤマハ) 電動自転車 16年モデル PAS City-X(パス シティーX) PA20CX 20インチ 8.7Ahリチウムイオンバッテリー 専用充電器付

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電動自転車の回生充電

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電動自転車 回生充電で100km超の走行

DUALDRIVEのCMが最近よく流れてる、ブリジストンの電動自転車。簡単にいうと両輪駆動ですね。車の4WDと同じで悪路やスリップに強いという事です。

DUALDRIVEのことはブリジストンのホームページに詳しく書いているので、ここで説明はしませんが、スポーツタイプ、特にマウンテンバイクに搭載してくれれば相当遊べる自転車になると思います。

ヤマハからはYPJ-Rというロードバイクの電動が発売され、MTBモデルもやがて市販されるという噂。ブリジストンもスポーツモデルに搭載して頑張ってほしい。

自分が気になったのは1充電の走行距離と併記されている回生充電の走行距離です

(回生充電は下り坂などでモーターの発電した電気を充電すること)

これってけっこうすごい数字です。ブリジストンのステップクルーズというモデルを例にとってまとめると

エコモードオートモードパワーモード
走行距離51km43km33km
回生充電を使用102km75km50km

エコモードで100キロを超えてます。電動自転車の走行距離はカタログ値よりかなり伸びるはずなので、さらに上乗せがあるはず。

(パナソニックのビビチャージは回生充電で180km、フロンティアロイヤルは232km走る凄いモデルがあります)

これだけ走れば、実用でも趣味でも充電の事を気にせず使えます。スポーツタイプの自転車にぜひ搭載してほしい機能です。いまのところママチャリやシティサイクルの実用車しかないようです。

ロードバイクのYPJ-Rはカタログ値で最大50キロくらい、節約でがんばっても100キロくらいでしょう。ロードバイクというジャンルからすれば非常に短いですね。回生充電機能が欲しいです。スポーツサイクルの走行距離こそ100キロ以上は必要だと感じます。


回生充電で疑問に思う事

どのメーカーも回生充電機能のことについて控えめな書き方で分かりにくい。

特に回生充電時の乗り心地が不明。

一番気になるのはバッテリーへの影響のことが良くわからない

バッテリーはリチウムで鉛に比べ高性能というのは分かるのですが、無制限にに使えるわけではない

ちなみにカタログ値では交換目安として700~900回の充電です。

つまり充電回数に制限があるという事。

回生充電の機能を使うと、弱い電圧で充電したり放電したり、それが充電回数にどのうようにカウントされるかが分かりません。充電回数に目安があるので、やはりバッテリーに良くはないと想像できます。

 

 

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電動自転車と隠しモーター

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不正隠しモーターの正体は?

自転車レースで隠しモーターが初めて摘発され、自転車レースに関心の薄い日本のニュースでも大きく報道されました。前の記事でこんなシステムがあれば販売すれば売れるのにと書きましたが、どうやら市販品があるようです。もちろん海外製ですが、結構単純なシステムの様です。

簡単に説明するとシートポストにモーター、歯車でBBを駆動させる。ボタンスイッチでオンオフする。実にシンプル。日本のメーカーなら簡単に作れそうな代物です。

外見は電動とは分かりません。あと少しだけ力が欲しい時だけ使えばいいのでこれで十分だと思います。このキットが日本で売っていればすぐにでも欲しいですが問題があります。簡単にいうと電動アシストじゃなくて原動機付き自転車の部類に入るのではないかと。

このシステムならペダルを漕がなくてもスイッチオンで動きます。中国製の電動自転車にペダルを漕がなくても動くものがたくさんあります。通販で安く売っていて乗っている人もたくさん見かけますが、保安部品やナンバーを付けないと違法です。

日本で合法で走るにはアシスト自転車でなければなりません。速度やトルクセンサーとか面倒くさいシステムが必要ですので海外の部品を単純に付けられないことになります。時速25キロ以上でアシストなしだとか、ややこしくするから日本の電動自転車は世界から遅れるのです。単純に出力規制だけでもよさそうな気がするのは自分だけでしょうか。

 

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ヤマハのスポーツ系 電動自転車の走行距離の比較

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ヤマハがロードバイクの電動自転車(正確には電動アシスト自転車)を発売しました。いままで電動自転車のイメージは主婦の自転車というイメージが強かったです。

実際ママチャリ系の電動自転車のラインナップが多く、若者やスポーツサイクルに使いにくいモデルが多かったのですが、スタイルや性能を重視したスポーツ系の自転車も出そろってきたので走行距離の比較をしてみたいと思います。

比較するのは著者(自分)がかっこいいと思ったヤマハの3車種、最新のYPJ-RPAS Brace XLPAS VIENTA5

エコモード等の走行距離の比較

YPJ-RPAS Brace XLPAS VIENTA5
48km75km52km

自分は電動自転車は走行距離が一番重要だと考えます。乗り方で走行距離は相当変動するのでカタログ値は参考にしかなりませんが、比較するためにカタログの最長走行距離で比較します。実際はカタログ値より相当伸びるようです。

YPJ-R
航続距離は低い、デザインは一番いい。スタイルは完全にロードバイクです。他車に比べ電動ユニットが小さくバッテリーも小さいのがスタイルと車重に貢献している。

ただロードバイクでサイクリングに行くには50kmなんてすぐ走れる距離です。1日サイクリングを楽しもうとすると、アシストなしの自力で相当の距離を走る必要があります。

ギアは最新のコンポで22段あるので、平地や緩い坂ならアシストなしでも大丈夫でしょう。走る場所を限定すれば十分だと思います。

ただアップダウンの多い所ではアシストも多用する場面も多いでしょうから距離によってはバッテリーが心配です。

予備のバッテリーを持っていけば安心ですが、バッテリーは小さくても重いので考えます。まあ遠方で電池が切れても、原型がロードバイクなのでがんばって走れるはずです。

ロードバイクではあるが、電動無しのママチャリの重量。ロードバイクは平地や緩い坂ならすぐアシストなしの速度域になるので、この重量はネックになります。

PAS Brace XL
航続距離は長く自分の理想にかなり近い(自分の理想は100km)、サスペンションやフラットバーでクロスバイクみたいなイメージです。こちらの方が遊べるシーンは多いと思います。
YPJ-Rが発売されるまでは、ほぼこれしか選択肢がありませんでした。

タイヤの大きさとサスペンションで道を選ばず快適に走れるでしょう。アシストなしの節約走行との併用で100km以上の走行も簡単にできそうです。

ただ大きなバッテリーとモーターでいかにも電動というイメージを受けます。

PAS VIENTA5
走行距離は短い。長距離は避けた方がよさそう。この自転車で遠方での電池切れは大変です。デザインがまったく、おばさんぽくない。若い女性にも好まれそうで、実用、サイクリングどちらも使えそうです。

スタイルのいい籠があれば主婦のお買いものなど日常でもかっこよく便利に使えそうです。町乗りでも、中距離でも快適に使えそうです。今までの電動自転車みたいに、おばさんぽくなく、実用的な自転車を選ぶならこれでしょう。

 


ヤマハがロードバイク(YPJ-R)の電動を発売したので、本格的なスポーツサイクルにやっと電動自転車が選択できるようになりました。

マウンテンバイクの電動も出るとか出ないとかまだ不明です。選択肢が少ないので、他社も開発、発売して、いいものがどんどん出てくることに期待したいです。

ただ走行距離は現状では短すぎます。50km程度ならアシストなしでも楽勝で走れる距離です。必要な時だけ使うにしても、もっと余裕が欲しいです。

 

 

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