前回までアシストなしでのインプレはこちら
さていよいよ電動アシスト自転車の本領発揮ができる山坂道へと入ります。
峠という程ではないものの、標高200m~300mの坂を上ったり下りたりする道を走り回ることにしました。坂の勾配も5%から15%の急坂があるところも試します。
坂の手前にある信号機の停車中にスイッチオン。走行モードは一番バッテリーの持ちがいいエコモードです。カタログでは75km走行できます。
信号が青になりスタート。ペダルを踏むと同時に、今までのノンアシストに比べ自転車が前にギュンと進みます。軽い力でドンドン速度が上がります。
調子に乗って軽いペダルを踏むとあっという間に時速20km超。ですが時速20kmを超えたあたりからアシストのパワーは降下。
どこまでも気持ちよくアシストするわけではありません。規制で時速24km以上ではアシスト0ですから一気にペダルが重くなります。
重量が重い自転車を、上りで時速24キロ以上で走れるはずがありません。今度は一気にスピードが落ちます。
スピードが落ちると今度はアシストが効きはじめ、再びスピードアップ。そしてアシストが切れスピードダウン。
以下それの繰り返し。
8段あるギアはどこに入れても力強くアシストされます。アシスト時の適正なギアはどこがベストなのかはこれから走り込んでいかないと分からないような気がします。
アシストされるとついつい加速してしまいがちですが、普通の自転車と同じで一定の速度で、適度にアシストされながら登るのがベストだとやっと気が付きます。
でないと、ペダルが急に軽くなったり、重くなったりで、逆に疲れることになります。
少し慣れたところで、ロードバイクでもやっと登った、勾配15%を超える坂に挑戦します。ここでもいとも簡単に登っていきます。ロードバイクで立ち漕ぎ、必死で登った坂を、座ったまま、片手を放しても登れます。モードはエコモードのまま。
きつい坂があればあるほど、実力が発揮できます。面白いように登ります。
そして登った後は今度は下りです。
長い下りで速度はあっという間に時速50km以上。ロードに比べ太いタイヤ、フロントサスペンション、前後の強力なブレーキのおかげでオートバイのように快適に下れます。
下りの快適性、安全性はすべてにおいてロードバイクの時を上回っています。これは楽しい。
下りが終わって、今度は緩い登りが始まります。
ところが、失速も早い。ロードバイクなら下りの勢いで、そのままほとんど漕がずにクリアできる坂で、一気にスピードが落ちていきます。
アシストは時速24キロ以下になるまで働きません。下りの速度の勢いを生かせないのはとてももったいない。
ロードバイクなら軽くペダルを回しながらクリアできる緩い上りなのに、どんどん失速していきます。アシストが回復する速度は体感的には時速20キロ位。ロードバイクなら下りの加速を生かしたまま時速30キロ以上で軽く走れる道です。
もしロードバイクの仲間と一緒にツーリングに行けば、この辺で大きく差を付けられると思います。
そんなこんなで急な山坂道を30キロ程登ったり、下りたりを繰り返しました。
バッテリーも一気に減りましたが、バッテリはーまだ半分以上あります。
少し疲れたので、ここから帰宅することにしました。
バッテリーは半分以上あるので、モードを強にしたり、標準にしたり、ストップ&ゴーを繰り返したり、試しました。結論から言うと、モードはエコでも強でもあまり違いはないような。少なくとも自分の感覚ではエコモードのままで十分だと思えました。
初乗りは結局、71キロ走行してバッテリはー34%の残りでした。
普通の走行なら余裕で100キロは超えると思われます。
獲得標高は1000m~1500m位だと思いますが、今回はガーミンのサイコンを持って行かなかったので、今度はサイコンを持って本格峠に挑戦して実力を探ってみようと思います。
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