道路交通法改正後の自転車の報道
以前の記事で、自転車のマナーの悪さの報道が特別にマナーの悪い人ばかりにスポットをあて一方的に非難している事を書きましたが、今日朝のワイドショーで再び、自転車のマナーの特集をしていました。しかし今までの内容と少し変化があったので書きます。
放送の内容の全般的な話は、自転車のマナーは相変わらず悪いという事でしたが、注目すべきは道路交通法が変わって自転車の規制に乗り出しても、逆に自転車事故が増えている事。
なぜでしょうか?これは以前自分が指摘した通りの結果です。自転車の規制ばかりして、車のマナーの悪さを指摘せず、自転車を車道に追いやった結果だと思います。
特に車道の違法駐車が大きな原因です。
車道左側走行の自転車は違法駐車を避けなければなりません。そこで発生する可能性の高い事故は。
- 車道側へ避けて後ろから来た車と接触
- 歩道側へ避けて段差で転ぶか歩行者と接触またはその両方
- 突然扉を開けられ接触
- タクシーなどの急な停車による幅寄せによる追突、などなど
自転車に乗っていれば誰でも遭遇するシーンです。しかし、今まではほとんどの報道は車のマナーの悪さに起因する自転車の事故を指摘していませんでした。自転車のイヤホンとかスマホとかばかりです。マナーの悪い奴らがいるのは車でも自転車でも同じです。
しかし
今日の報道では自転車通行帯に駐車する車のマナー違反を指摘したり、スタッフが実際に自転車に乗って走行して現状の車道の危険性や走りにくさを解説していました。
今までの報道が自転車の悪さに偏りすぎて、酷いものでしたが大きな進歩です。
スマホを操作しながら運転している人は、絶対数として車の方が多いはずで、車も自転車も関係なく危険です。事故を起こせば相手方に与える損害が大きいのも車なのだから、もっと、もっと、放送内容を平等にし、行政の指導も徹底してほしい。現状ではマナーをきちんと守って走っている自転車乗りが不条理な扱いを受けています。