電動アシスト自転車 ヤマハYPJ-CとPas Brace XLの比較

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意外な形で登場したYPJシリーズの新型YPJ-Cと同じヤマハのPas Brace XLの比較をしてみます。

両方ともクロスバイクタイプとはいえ、一見すると大きく違います。見かけだけでなく、性能もそれぞれ一長一短はありますが大きく違います。

とりあえず外観はこんな感じ、同じクロスバイクですが細いフレームのYPJ-Cに対しサスペンションやディスクブレーキを搭載したPas Brace XLはガッチリ系に見えます。

ロードタイプが好きか、MTBタイプが好きかで個人の好みでしょう。

スペックの比較は

YPJ-CPAS Brace XL
アシスト 強14km50km
アシスト 標準22km59km
アシスト エコ48km75km
重量 
M:16.1kg
XS:16.0Kg
23.1kg
ギア外装18段内装8段
その他仏式バルブ
700x28Cタイヤ
電池容量2.4Ah
タイヤ26X1.5HE
電池容量12.8Ah
ディスクブレーキ

まず電動アシスト自転車として一番大事な走行距離はPas Brace XLの圧勝です。まあこれはYPJ-CがロードバイクタイプのYPJ-Rの派生車だからしょうがないです。

バッテリーの容量がそもそも違いすぎます。YPJのバッテリーは軽量と引き換えに小容量なので、長距離走行するなら予備のバッテリーが必須です。

次に重量 これはYPJ-Cの圧勝。電動アシスト自転車とはいえ自力走行をすると時も頻繁にあります(時速24キロ以上でアシスト0ですから)。当然軽量な方が楽に走れます。YPJ-Cの軽量の車体は有効です。

ただYPJ-Cの方が軽量とはいえ、普通のクロスバイクに比べれば相当重い。ママチャリ並みです。重さ的には輪行もできると思います。

ギアに関しても後発のYPJ-Cがスポーツ走行する上では勝っています。18段あれば、ギアチェンジも楽しめるし、自力走行も楽にできます。Pas Brace XLの内装ギアはメンテナンスが楽などメリットもありますが、外装18段の方が魅力的です。

特にYPJ-Cはバッテリーの容量が少ないので、長距離走るには必然的に自力走行で距離を稼がなければなりません。

タイヤはフレンチバルブの700cタイヤのYPJ-Cのほうが、スポーツサイクルとしては標準的。クイックリリースのハブも、もはやスポーツサイクルでは常識。いろんなタイヤが選べるし、交換も楽です。Pas Brace XLはフロントはクイックですが後輪がナットです。これは出先でパンクしたらそれなりの覚悟が必要です。

ブレーキはディスクブレーキとV型ブレーキを搭載したPas Brace XLの方が安心感はあります。特にディスクの効きは、雨の時大きく違います。

Pas Brace XLのフロントはサスペンション付きなので乗り心地も良いです。太めのタイヤも乗り心地に大きく影響します。

同じクロスバイクタイプの電動アシスト自転車ですが、スタイルと内容が大きく違うので、用途と好みの選択になると思います。荷物を積んでハードに走るタイプならPas Brace XLで、長距離はあまり走らず、スタイリッシュに街中を走るならYPJ-Cという感じです。YPJ-Cは小柄な女性も乗れるXSというやや小型のサイズもあります。電動周りのデザインはさすが後発のYPJ-Cのほうが良いです。

価格はいまのところ実勢で4万程の開きがあるようです。YPJ-Cの予備のバッテリーを買うならもっと開くことになります。
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ヤマハYPJの新型YPJ-Cが出たようですが

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ヤマハからYPJの新型が発売されると聞き、ついに昨年から噂のMTB版のYPJかとおもいきや、なんとクロスバイクタイプのYPJ-Cという電動アシスト自転車。⇓⇓

結構カッコいい。


まさか、YPJ-RがクロスバイクになってYPJ-Cとなって発売されるとは意外でした。なぜかというと、ヤマハのクロスバイクタイプの電動アシストはPAS-Braceとして既にあるからです。

ただYPJ-Cはロードバイクタイプのクロスバイク。すでにあるPAS-Braceはサスペンションやディスクブレーキを装備したMTBタイプでやや趣向が違うといえば違うといえます。

さて気になるスペックは?

ざっくりいうとYPJ-Rのドロップハンドルをフラットバーにしただけ。元がロードバイクなのでスタイリッシュ。PAS-Braceと比較するとゴツさがなく女性でも似合いそう。サイズも小型のサイズも用意してあり、女性もターゲットにしているのが分かります。

変速機はYPJ-Rが105というコンポーネントで、前2段、後ろ11段の比較的高級品。YPJ-CはSORAという前2段、後ろ9段のロードバイクのコンポとしては入門車用に替えられています。まあクロスバイクには十分かと。

不満があっても、シマノのコンポーネントなんで簡単に交換できます。

他はYPJ-Rと大きな違いはないかと思います。小さなバッテリーと電動アシストのシステムはいままでの電動アシスト自転車の野暮ったいスタイルを一新しています。

ただ走行距離の少なさは、YPJ-Rと同じ、いざスポーツサイクルとして楽しむには少なすぎます。長距離走行には予備のバッテリーは必須でしょう。

個人的にはロードバイクタイプのYPJ-Rよりも今回出たクロスバイクタイプのYPJ-Cのほうが用途が広く好感が持てます。YPJ-Rは本来ロードバイクとして楽しい速度では重たい自転車ですから。

ちなみに24キロ以上でアシストは0になります。これはママチャリでもロードでも合法的な電動アシスト自転車なら同じです。

そして小型でスリムではあるが、バッテリーの設置個所に疑問があります。YPJ-Rと同じですが、バッテリーが陣取っている場所は普通ボトルホルダーに最適な場所です。スポーツサイクルとして使うなら、なおさら。ボトルホルダーはいったいどこに置けばいいのでしょうか?この点は改善されていないようです。シートポスト側にもホルダーのダボ穴はなさそうだし少し疑問です。フラットバーなのでハンドルにボトルゲージを付ける手はありそう。

車輪が前後ともクイックリリースは便利です。PAS-Braceは前輪側のみですが両輪クイックなら輪行もできそうです。メンテナンス性もクイックリリースとハブナットでは天と地ほどの差です。ただ重量は16KGほどあるので、輪行する場合それなりの覚悟は必要です。

サイクリング中のパンクの修理もクイックならすぐチューブ交換できますが、ハブナットでは現実的にチューブを引き出してパッチ修理するしかありません。

気になる価格は199800円。YPJ-RとPAS-Braceの中間といったところです。

 

PAS-Braceとの競合になりそうですが、自分なら航続距離の長いPAS-Braceで十分かなと感じます。それほど長い距離を走らず、気軽にスポーツタイプの電動アシストを楽しみたい人はYPJ-Cがスタイルも含めよさそうです。スタイルは完全にYPJ-Cが勝っていると思います。PAS-Braceのペダル周りはいかにも電動という感じです。

ところでMTB版YPJはどうなったのでしょう?


気になる自転車なのでもう少し詳しく比較しました。

電動アシスト自転車 ヤマハYPJ-CとPas Brace XLの比較

 

実用とスタイルを兼ね備えた電動アシスト自転車が出ました。

これいいかも ビーチクルーザータイプの電動アシスト BP02

 

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電動アシス自転車の航続距離 常にアシストさせた場合の消費

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今回は電動アシスト自転車の走行モードを標準。速度は24キロ以上を出さず、いわゆるアシストに頼り切った走りをしてバッテリーの消費、航続距離を調べます

使う電動アシストは愛車ブリジストン リアルストリーム、カタログの走行距離は59kmとなっています。

ちなみに、自分が普段多用するエコモードは75km。

ほとんど使わない強モードは50kmとなっています。

念のため時速24kmというのはその速度以上からアシストされなくなります。

ところで自分の常の走り方は常時エコモード。平地走行の場合はエコモードのスイッチもオフにして自力走行、山坂道のみアシストのお世話になる走り方。そのため劇坂の山坂道を含めても100km超の走行でも楽勝でバッテリーは持ってくれます。

そちらの記事はこちら

電動アシスト自転車で1100mの峠に行く バッテリーの減り具合は?

今回は冒頭に記載の走り方、低速で常時アシストオン、いわゆる、おばちゃんの電動ママチャリ走行に近い走り方です。速度は24キロ以上出すとアシストが切れるため、下り坂以外は24キロ以上出しません。登りもギアは中段位を多用しできるだけ電動アシストのパワーのお世話になります。普通の走り方はギアをできるだけ低くしてアシストのパワーは抑えています。

走行データはこちら

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全走行距離90km程度。途中標高400m程度の山坂道を入れています。

結論はスタート時点のバッテリー残95%

帰宅後のバッテリー残20%

したがって今回は75%の消費量となります。計算上、今回のような電動アシストに頼り切った走りをしても100km以上の走行は余裕でクリアできそうです。


ところで常時アシストをオンにしていると、坂道だけアシストにお世話になる場合とかなり感じが違います。

まずスタート時。常に強力なアシストが入ります。まさにこの瞬間はオートバイと同じ出足です。でもすぐ失速します。時速10km以下の低速走行時も同じ、そこからペダルを踏みつけると強力に加速します。

そして注意することは、信号待ちなどスタートの待機の時にペダルに足を載せておくと、いつでも発進しようとします。これは危険。ブレーキを常に握っておくか、発進する瞬間までペダルに足を載せないようにする必要があります。

でも普段はペダルに足を載せていて信号待ちをするのが自分のスタイル。この場合走り出す瞬間に手元のスイッチを入れる手もあります。

今回の気象条件は、天気であるものの、風の強い日でした。ほぼ向かい風だったので、平地でもアシストがかなり有効に働きました。強風の日は自転車に乗る気がしませんが、これならけっこういい感じに使えそうです。

そして何より残念なのは、気持ちよく走れる速度寸前で失速すること。勢いよく発進しても所詮24キロまでのアシスト。メーター読みで20キロを超えたあたりから急にペダルが重くなってくるので、そこから自力で加速する気になれない。

最初から自力で加速すると時速30km以上まで気持ちよく力を入れられますが、アシストの押される力が急に抜けて、そこから自力で加速するのとは、感覚的にかなり疲れます。

 

 

 

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腰痛に電動自転車が使える 足の負担が激減

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不覚にもぎっくり腰になってしまい、あまり自転車に乗れない日々。1週間乗らないと相当の期間乗ってない気がする。腰を支える腹筋、背筋の筋肉が衰えているのかなと感じます。

自転車に乗っているだけでは、足の筋肉と心肺機能は向上するかもしれませんが、他の筋肉は、別に筋トレなどしないと、やはり衰えますね。

ぎっくり腰など数年ぶり、自転車以外の運動はサボっていたのは事実。腰が治れば軽い筋トレも取り入れていくつもりです。

今更ながら、自転車、特にロードバイクなどはどうみても腰に悪そうな姿勢ですね。自分はロードバイクに乗っていても腰の痛みはたまにしか無かったので本当に油断していました。

さて自転車に乗ることが趣味である人間として、1週間も自転車に乗れないのは結構ストレスが溜まります。ママチャリで数キロは乗りますが、やはり最低でも50キロ以上乗らないと自転車に乗った気がしません

でも自転車は結構腰にきます。痛くない時はまったく意識していませんでしたが、痛みを抱えたまま乗ると結構腰にきます。

特に自転車の発進時、全身でけっこうな力で踏み込んでいるので腰にも痛みが走ります。スピードに乗れば大丈夫ですが、停止して発信するたびに痛みが来るので乗る気がなくなります。

そこで電動自転車の登場です。買って日が浅い電動アシスト自転車が、ここでその本領を発揮です。

自分は通常、平地走行の時はアシストをオフにしてます(過去の記事でも平地に電動アシストは必要ないと主張してました)が今回は常時オンで走ることにしました。

するとすごく快適です。足を踏むというより、載せるだけでググッと前に進むので全くと言っっていいほど力が要りません。当然、腰に痛みもきません。発進時の負担がほぼないので街中のいたるところにある一時停止も楽ちんです。

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まあこれが普通というか本来の電動アシスト自転車の使い方です。

本当に体に力が入らない時はすばらしい自転車です。自分の電動アシストはスポーツタイプの自転車ですが、体力の衰えたお年寄りがママチャリタイプの電動アシスト自転車を中心に売れている理由がよくわかります。

腰痛が完全に良くなるまで、リハビリを兼ねて電動アシストのお世話になる事にしました。

自分は通常、走行距離優先で、平地のアシストオフ、常にエコモードですが、しばらくは常時オンで自転車ライフを楽しもうと思います。

ただ当然ですがバッテリーの消費量は増します。

その他、腰痛に関しては発進時の負担の他に、振動が腰に来ることもあります。振動に関しては自分の場合は比較的我慢できる程度なので、大丈夫です。そもそも荒れた道を走ろうとは思いません。上下の振動が負担に感じる人は、そもそも自転車に乗るのを止めるか、サスペンションを考慮した方がいいでしょう。

 

 

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電動アシスト自転車と自分の体力の限界

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電動アシスト自転車で山坂道ばかり走り回り、バッテリーが切れるまで走ろうと思ったら、自分の体力の限界が先に来てしまいました。(電動なのでペダルを漕ぐ力は余裕で残っていますが、他の気力と体力が尽きました。)

購入してからいろいろとテストしましたが、今度はバッテリーを使い切ろうと挑戦。

自転車はブリジストンのリアルストリーム、ヤマハのPAS BRACEと同型車種です。

自転車の設定はエコモード。カタログの走行距離では70数キロですが、普通の走り方だと余裕で100キロを超えます。

今回は山坂道を中心に走行し、どれくらいでバッテリーが切れるか限界を調べようと画策。地元、九州熊本の山地、五木村、五家荘を走り回りました。コースの終盤に熊本の激坂、標高1100mの二本杉峠を通る予定。

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二本杉峠の頂上位でバッテリーが切れても、帰りは下り坂と、平地ばかりなのでなんとか自力走行で家に帰れるという考えもあります。

さっそく今回の走行結果

走行距離 125キロ

高度上昇 1970m

平均速度 16キロ

ゴールに設定した二本杉峠を登り切った所でのバッテリー残 25%

自宅でのバッテリー残20%

結論は最初に書いた通り、バッテリーを使い果たす前に自分の体が根を上げました。

気温は真夏の炎天下で常に30度以上の猛暑。山間部で平地よりは気温が低いものの太陽光が当たり続けるのは体力を奪われます。

フラットバーなので姿勢が固定され、手や肩が痛くなる。一応、エルゴンタイプのグリップに変えてますがロードバイクのように姿勢は変えられません。

そしてサイクルパンツを履いてなかったのでお尻も痛くなりました。100キロ超走るときはやはりサイクルパンツが必要かなと感じました。

そして平坦部での速度があまり出ないので、ロードバイクみたいに軽快に走れないのが少しストレス。

結果として電動アシスト自転車の完全勝利。峠(二本杉)の頂上から自宅までを帰る体力と気力しか残りませんでした。

バッテリーの残量からすると中程度の峠をもう一本越えられそうです。でも暑さと体の痛みでギブアップです。

帰りは夕立に遭遇するし、雷が落ちない事を祈りながら30キロ以上走行しました。

ちなみに、昼食は羊羹とパワーバーしか食べてないので体重が3キロ近く減りました。電動アシストとはいえ、平地はノンアシスト、登りもペダルを回し続けるので結構体力を使っていると思います。


今回の走行で、自分の使い方なら予備のバッテリーなどは必要ないと感じました。山岳メインで走行し、120キロ以上走行してバッテリーに余裕があるので。通常の道では200キロもいけそうな気がします。

いつか挑戦してみようと思いますが、もっと涼しい季節にやろうと思います。

 

 

 

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電動アシスト自転車で1100mの峠に行く バッテリーの減り具合は?

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前回、熊本の峠 大通越で調査して、今回は第2弾。

熊本の二本杉峠

二本杉峠は標高1100m程度の、熊本では、そこそこ名の知れた激坂の峠。そこで電動アシスト自転車のバッテリーの減り具合を調べました。

[map lat=”32.575808″ lng=”130.901961″]

 

自転車はブリジストンのリアルストリーム。

 

前回の大通越は標高 約800mで、今回はさらに300m程高いわけですが、前回のデータからはたぶん余裕でクリアできると思います。

登る経路はいくつかありますが、泉方面から登りました。どの道からでも激坂が待っています。個人的な感想ではこちらからの方がきついです。

本格的な坂が始まる前にも適度な坂を300m位登っていくので、バッテリーも少しづつ消費します。

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標高300m位にある道路の分岐点から二本杉峠に行く本格的な坂が始まります。

ここまででバッテリー残は80% 残りの標高800m。

ここからは平坦がほぼないので、常時アシストが掛かっています。

じわじわとバッテリーを消費していきます。速さよりも、走行距離優先なので、ギアはロー。スピードは常に10キロ前後です。

ここはロードバイクで登っても自分の足では時速10キロ前後しか出せません。

違うのは当然、体の負担。

ロードバイクで登るときはダンシングでフラフラ、サイコンに表示される速度、勾配を確認するのも大変な坂でも、電動アシストなら車体が安定しているのでサイコンを余裕で確認できるし、激坂の途中でも片手でドリンクも飲めるほど余裕です。

気温は35度前後の猛暑の時間帯。

時間はかかりましたが余裕で1000mに地点に到着。あと100m程ありますが、激坂はほぼここまでなので実質ここがゴールです。

バッテリーの残りは約40% 激坂700m登るのに40%消費しました。

全体では、出発地点は標高数メートルなので、約1000m登るのに60%の消費です。

 

標高1000m位から、緩い登りと平坦になるのでアシストのスイッチを切りました。気温も低くなり快適です。残り100mは自力走行で登ります。

ギアも8速あり、緩い坂をゆっくり走るならアシスト無しでも余裕で走れます。モーターの音も無くなり、快適に走れます。

IMG_4845

余裕で頂上の展望台に到着。ただ所要時間はロードバイクの時とあまり変化はありません。もっと早く登れますが、バッテリーの消費が増します。

今回改めて電動アシスト自転車の快適さが確認されましたが、前回の大通越の峠同様、やはり峠を登り切った感動は自力の時と比べ半減です。

ただこの猛暑の季節と時間帯だったら、ロードバイクでもこの峠を目的地にはしません。ソロツーリングだし、こんなところで熱中症になったら、救助に時間もかかるし、そもそも発見されない可能もありますから。


余談ですが、今回せっかく峠に登ったので、持参した一眼カメラで綺麗な景色をついでに撮るつもりでしたが空気が霞んで視界が悪く、重いカメラを持ってきた意味がありませんでした。

でも電動アシスト自転車なので大きいバッグに重たいカメラを積載しても負担は全くありません。持ち物の大きさや重さを大して気にせず、なんでもバッグに入れて余裕で峠を登って行けるのは最高です。

 

峠道の第一弾の記事

電動アシスト自転車で峠に行く バッテリーの減り具合を調べた

追記:

この記事から数か月経過、冬場の気温の低い季節になると、バッテリーの性能が明らかに落ちるのが確認できます。冬場にギリギリの走行をすると、予想より早くバッテリー切れを起こすかもしれないので注意が必要です。

 

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ロードバイクと電動アシスト自転車 峠道で比較してみた

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スポーツサイクルのロードバイクと電動アシスト自転車 それぞれメリット、デメリットがありますが、激坂のある標高800m弱の峠で比較してみました。

ちなみに平地での走行はロードバイクと電動アシスト自転車では比較になりません。時速24キロ以上でアシストゼロになる重たい自転車と素人でも軽く時速30キロは出せるロードバイクでは、データで比較するまでもありません。

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今回は峠道での比較

比較する自転車

ロードバイク

22速のエントリーモデルです。特別高性能ではないですが、見かけだけのロードバイクでもありません。普通10万円から20万円でうられている一般的なモデルです。

電動アシスト自転車

クロスバイクタイプの電動アシスト 8速です。

走行条件:

どちらの走行も競争をするつもりで走っていません。どちらかというと、いつも自分が景色を楽しみながら走る走り方。ポタリング走行です。

どちらの走行も途中自販機でジュースを買ったり、写真を撮るため2-3回停止しています。


ロードバイクのデータ 横は時間 縦は標高

ロード

 

電動アシストのデータ 横は時間 縦は標高

電動

電動アシストは長距離走行を優先させるため、エコモードでギアもできるだけ低めを選択しています。

結果は頂上到達まで両車ともほぼ同じで2時間30分前後。

これはどう判断すべきか?

今回はポタリング走行なので、どちらも、もっと早く走ろうと思えば、走ることはできます。

ただその場合、ロードバイクは疲労度があがり、電動アシストではバッテリーの消耗が激しくなります。ただバッテリーの消耗を考慮しなければ電動アシストのほうが走行に相当ゆとりがあるように感じます。

ロードバイクでは速く走れる平地でも全般的にポタリング走行をしましたが、10%以上の勾配が続く個所では結構いっぱい、いっぱいの力を出して登りましたから。

一番の違いは、グラフにでていない疲労度です。

ロードバイクで頂上に着いたときは、息はゼーゼーです。心拍も160以上。

対して電動アシストは、余裕で物足りないくらいです。すぐにもう一回下まで降りて登ってもいいかなと思えるほどでした。

今回のデータはほぼ同じ時間で、この峠を登り切りましたが、体の疲労度は電動アシストのほうが半分以下という感じでした。

まあ最初から分かってはいましたが、峠などの坂道は電動アシスト自転車の圧勝です。ただバッテリーが稼働する時間に限りです。

 


今回の峠道は地元、熊本県の大通越という道。比較的走りやすく。2車線の道でした。

 

今度は熊本のサイクリストならほとんど知っている二本杉峠でデータを比較したいと思います。

グラフの標高はサイコンの気圧で計測しているので誤差があります。ロードバイクのグラフの方が比較的正確な標高を示しています。

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追記:電動アシスト自転車の全力走行での比較はこちら

ロードバイクと電動アシスト自転車 峠道でガチ比較

 

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電動アシスト自転車 リアルストリーム 良い点と今一つなところ

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電動アシスト自転車のブリジストンリアルストリーム 納車されて2週間ほど経過しました。

前回まで乗車するたびに記事を書きましたが、今回はまとめてみます。

価格は姉妹車のPas Brace XLと同じで14万前後です。

楽天市場

 

同型姉妹車のPas Brace XL

アマゾン

YAMAHA(ヤマハ) 2016年モデル PAS BraceXL(ブレイス エックスエル) 26インチ PA26B

良いところ

  • 電動アシスト自転車の部類ではかっこいい
  • 内装8段ギアのおかげでアシスト無しでもそこそこ走れる 自分の場合、平地ではアシストはほぼ不要 メンテナンスも楽
  • 電動アシストは当然だが強力 きつい坂が嘘のように登れる
  • 前のディスクブレーキ、後ろのVブレーキは強力で安心
  • カタログ値を上回る走行距離 自分ならほとんどの場面で100キロ以上走行可能
  • コントローラーがサイクルコンピュータの機能もあるので別途用意する必要がない 操作も楽
  • フロントサスペンションがショックを和らげる。 ただ高価なサスではない。
  • ブレーキ等シマノパーツが随所に使われていて安心。ディスクブレーキも機械式だがシマノブランドで品質がよく操作、効き具合に不満はない
  • リアルストリームの場合3年の盗難補償が付いている。高価な自転車なので安心 販売店舗に申し込むのではなく、購入後メーカーに申し込みします。ハガキかインターネットで申し込み。

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今一つなところ

  • 当たり前だが重たい。
  • 10万円以上する自転車なのに塗装はシティサイクルレベル 文字などもシール
  • リアがクイックでない 出先でパンクしたら手間がかかる フロントはクイックです。出先でリアがパンクしないことを祈るばかりです。もしパンクしたらパッチとゴム糊修理です。
  • トップギアが軽すぎる。下りで時速50キロ以上だと相当に足を回す必要がある 内装ギアなので簡単にスプロケット交換などできない
  • シートポストが短い 自分は標準的な体格なのに適切な位置にサドル高を設定したら、シートポストの上限ラインを超えてしまいます。250mm程度しかないようです。今350mmのシートポストを注文中です。
  • サスペンションにロックアウトがない。自力で坂を登るとき、サスに推進力が奪われてしまう。
  • 今時、英式バルブ(ママチャリと同じ) 簡単に交換できるものですが、値段差もないのに最初から仏式か米式にしてほしかった。

 


やっとこの電動アシスト自転車の特性に慣れてきて、これから本格ライドになります。

さらに、良い点、今一つな点が発見されると思うので記事にしていきます。

オプションは専用の泥除け、キャリアなどありますが。自分は汎用のイベラのキャリアを取り付けました。ワンタッチで取り外しできるバッグはかなり便利です。

このタイプの自転車ならキャリアを付けても似合うし、荷物をたくさん積んでも電動パワーを使えるので便利です。

車体はアシストモーター部分以外は一般的な形状なので、いろんな汎用のパーツが利用できます。

イベラのキャリア
bera(イベラ)PakRak自転車用ツーリングキャリア プラス +トップとサイドへのより重い荷物向けにIB-RA15フレーム搭載、高さ調節機能、フェンダーボード、26インチ~29インチフレームに

 

このキャリア、ロードバイクにも付けたいくらいです。軽いし、バッグも共用できます。

ただ自分のロードバイクにはダボ穴がないので更に対策用のパーツが必要になります。

追記:

デメリットであるリアホイール脱着の件で記事を書きました。

リアルストリーム 内装ギア付きのタイヤ・チューブ交換は面倒

さらに追記:

冬場のバッテリー性能の低下について書きました。

電動アシスト自転車 気温が低いと性能が低下するのは本当?

2017年モデルの記事:

基本性能は同じですがバッテリー性能が向上してます。

Pas Brace (パス ブレイス) 2017年モデル バッテリーが大幅アップ

 

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電動アシスト自転車で峠に行く バッテリーの減り具合を調べた

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雨でなかなか乗れなかったブリジストンのリアルストリーム。梅雨が明け峠道でバッテリーがどれだけ持つか調べました。

ちなみにこのリアルストリームはヤマハのPas Braceと同じ車体、性能です。

 

 

カタログの一充電あたりの走行距離はオートエコモードで75キロ。

長距離走行優先なので自分はほぼすべてこのモード。

電動アシスト自転車はどういう使い方でどれだけバッテリーが減るか知っておくことはロングツーリングで大事なことなので実体験で経験しておくことは大事です。

ちなみにカタログの値は参考程度です。ただ乗用車のカタログ値のように現実との走行距離が大幅に少ないわけでなく、自分の乗り方では、平地と適度の山坂道の走行では余裕で100キロを超えます。

さて今回は登りばかりの峠道。

標高50m位から800m弱までほぼ平地無しで、最初は緩い坂でカーブを描くように上る典型的な上りです。頂上付近は10%以上の勾配も複数ある坂。距離は15キロ程度。

熊本の大通越という峠道です。

[map lat=”32.479086″ lng=”130.760275″]

走行距離優先で走るため今回もオートエコモードで走ります。

積載重量は自分の体重が75キロ+ドリンク、カメラなど5キロくらい

さっそく走行開始。

常に負荷が掛かっているのでアシストも掛かりっぱなし。

勾配がきつい所から少し緩くなるとアシストがなくなりますが、緩いといっても勾配があるのですぐペダルは重くなります。そうすると再び強いアシストが再び働きます。

バッテリーもみるみる減っていきます。

バッテリーの負荷を減らすためギアは低め、速度も10キロ程度です。ここはロードバイクでも自分の足では10キロ程度しか出せません。場所によっては人が歩く程度の速度です。

ロードバイクで必死になって登る坂が、余裕でドリンクを飲みながら登れるのはやはり電動アシストパワーは凄いものです。

頂上に着いたところでバッテリーの残は54% 登り始めで90%だったので坂だけで36%の消費でした。

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標高800m程度の山を36%の消費で登れるのは、まあまあだと思います。

ロングツーリングの間にこの程度の山があっても、まだまだ余裕で走れることになります。

帰りは登った坂のダウンヒルです。

下りなので当然アシストはゼロ。

疲労もほとんどありません。もう一本登ってもいいくらいです。

追記:

やはり電動アシストパワーは凄いです。きつい坂のある峠があっても、さらにその先の目的地まで余裕で走ることができます。速度の遅いオートバイという感じです。

自分が飲む水分も夏の炎天下の走行なので普通ならペットボトル2本は消費します。今回は持参した水筒半分程度+頂上の公園で飲んだ缶コーラしか消費しませんでした。

ただ唯一残念なのは、やはり峠の頂上に行っても達成感はあまりありません。やはりすべて自分の力で登った時はとは疲労が少ないせいもありますが、少し違います。

今回の走行は、その他含め約70キロ走行バッテリはー30%以上の残りでした。

通常の走行でバッテリーの心配はほぼ無用です。

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第2弾の記事はこちら

電動アシスト自転車で1100mの峠に行く バッテリーの減り具合は?

 

 

 

 

 

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電動アシスト自転車 リアルストリーム 第2弾インプレッション

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電動アシスト自転車のリアルストリームがが納車され、大雨ばかりでやっと2回目の乗車。

自転車の外観の違いはリアキャリアと専用バッグ取り付けました。

ファーストインプレでは細かく観察しながら、乗ったり、初めての内装ギアに戸惑いながらの運転で少々疲れました。

前回の記事はこちら

電動アシスト自転車 リアルストリーム(PAS Brace姉妹車)のファーストインプレ その3

今回は2回目の乗車で、適当に山坂道を走っての感想を書きます。

山坂道に行くまでは町中と川沿いの道をアシストなしでしばらく走ります。アシストなしではただの重たい自転車ですが、坂が無ければ時速20~25キロで巡行も楽です。8段ギアなので、少々の坂でも楽勝です。

アシスト有りと、アシスト無しの違いを平地で試してみますが、自分の場合、平地では、やはりアシストは不要だなと改めたて感じました。

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ちなみに時速20キロ以上ではアシスト力も弱いので恩恵も感じにくいです。速度が上がるほどアシスト力は下がり。24キロでアシストはゼロです。

モーターの音は小さいのですが、ウイン、ウインと聞こえます。極端な向かい風や、スタートダッシュが多いので無ければ、アシストオフの方が自転車の自然なフィーリングを楽しめ、バッテリーの無駄な消費もなく、良いと思います。

そして山坂道の入り口に着きます。電動アシスト自転車の本領発揮です。

CIMG2233

前回はエコモードで山坂道を試しましたが、今回は標準モード。

坂の上り口からグイグイ進みます。急な坂ほど力を発揮します。自分の感覚ではこれはまるでオートバイだと感じます。

力もほとんどいらず劇坂を登っていくので、普通の自転車とのあまりの違いに、驚くばかりです。ロードバイクでも必死登る坂が、この自転車なら、景色をゆっくり楽しみながら息も乱れず登って行くことができるのですから。

今日は大雨の後で、路面の状態が悪く、山から流れる湧き水も道路に流れているなど条件がよくありませんでした。ピカピカの新車もあまり汚したくなかったので50キロ程の走行でした。

バッテリーの消費は25% そのほとんどは山坂道の消費です。

あまりに楽に走行できたので、運動としてのサイクリングならば、物足りない。だいぶこの自転車の特性もわかってきたので良しとします。

今度は峠を含めた100キロ以上の走行で自転車のポテンシャルを試したいと思います。

 

 

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